インタビュー
2018年2月13日

「細い」はダメ。「たくましい」という言葉がうれしい。アップアップガールズ(プロレス)が語る、プロレス×アイドルの新方程式(前編) (1/3)

 “歌って踊って闘える”最強アイドルを目指すグループ「アップアップガールズ(プロレス)」。5人組“アスリート系アイドル”「グループアップアップガールズ(仮)」の妹分グループとして誕生した彼女たちは、アイドル活動だけでなく、ガチでプロレスもする4人組(ミウ、ヒナノ、ヒカリ、ラク)です。

 アイドルなのにプロレス? 2017年8月末に結成し、アイドルとプロレスラーの二刀流を目指す彼女たちに、なぜアイドルなのにプロレスを取り組むのか?という疑問をぶつけてみました。

各メンバープロフィール

▲左からミウ、ヒナノ、ヒカリ、ラク

【ミウ】
埼玉県出身。高校3年生。女性アイドルとチョコレートが大好き。元ソフトボール部員で外野を守っていた“パワー”と“強い肩”が武器。憧れは愛川ゆず季と指原莉乃。将来「ベルトを獲る」のが夢。

【ヒナノ】
東京都出身。入場曲は、アプガ(仮)の『上々ド根性』を演歌調に編曲したオリジナル曲『上々独擅場』。愛称は「チェン」。負けず嫌いな性格。声優・高野麻里佳のファンで、最終目標は声優の仕事をすること。

【ヒカリ】
北海道出身。「流血しながら戦う“男のデスマッチ”」が大好物。好きなレスラーは葛西純。ヒナノから「ヒカリたん」「ヒカリっぴ」と呼ばれている。

【ラク】
東京都出身。プロテストで「山手線の駅名を歌いながら挙げる」芸を披露した鉄道オタク。おっとりした性格で「ラクはん」と呼ぶファンも。夢は前田敦子のような王道アイドル。

東京女子プロレスのオーディションを受けられずアイドルに

――『プロレスもやるアイドル』というコンセプトが新鮮なアップアップガールズ(プロレス)さん。なぜオーディションを受けようと思ったのでしょうか?

ヒカリ:私は中学生の頃からプロレスの大ファン。レスラーに憧れていて、高校生の時、東京女子プロレスのオーディションを受けたのですが「卒業してからね」と言われてしまって。そんな時に、このオーディションを見つけて「やるっきゃない!」と思いました。

ヒナノ:私はハロプロ(ハロー!プロジェクト)に憧れてオーディションを受け続けていたのですが、縁がなくて。そんなときこのオーディションを知りました。もともと柔道やサンボ(ソビエト連邦で生まれた格闘技)をやっていたし、柔道仲間とプロレスごっこをしたりもしていたので、「アイドルもできて、格闘技もできるなんて最高の環境じゃん!」と思い、オーディションを受けることにしました。

ラク:私は、逆に“アイドル”という部分に惹かれて応募しました。プロレスは正直、オーディションを受けるまで見たこともなかったし、イメージもできなくて……。でも、アイドルができるなら! と挑戦しました。

ミウ:私は昔、女子高生レスラーを特集する番組を見たことがあって、可愛い衣装を着て楽しそうだなって思っていたんです。ごつい体がコンプレックスだったんですけど、このグループなら体格が生かせるんじゃないかなと思いました。

――アップアップガールズ(プロレス)のメンバーになってから、具体的にどんな練習をしていますか?

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