自分に合ったヨガ教室・スタジオの選び方。目的は「痩せる」？「メンタルヘルス」？初心者向けに解説

　ゆったりと動きながら体と心を解放できるヨガは、女性を中心に根強い人気を得ています。その歴史は4500年ともいわれ、時代とともに進化を遂げてきました。しかし、ヨガといってもいろいろな種類があるので、目的や求める効果に合った種類と、自分に合うヨガ教室を見つける必要があります。

ヨガの種類と強度

　ヨガにはさまざまな流派が存在しますが、呼吸とポーズによって運動強度が変わってきます。

●ヴィンヤサヨガ
（呼吸と動作を連動させ流れるようにポーズを行う）
●パワーヨガ
（ダイナミックな動きやポーズが多い）
●アシュタンガヨガ
（ポーズの順番が決まっていて、難易度も高い。呼吸と動作を合わせて動くアシュタンガ・ヴィンヤサスタイルは、後のパワーヨガやヴィンヤサヨガのもとになっている）
●アイアンガーヨガ
（体の配置の正しさを追求するため身体の調整効果が高い）
●アヌサラヨガ
（身体や心の開放感を重視する傾向）
●クンダリーニヨガ
（身体内部のエネルギーを高める）
●ジヴァムクティヨガ
（パワフルなポーズで身体的な鍛錬を行う。実践者には菜食主義者も多い）
●イシュタヨガ
（自分自身に向き合う）
●ハタ・ヨーガ、ハタヨガ
（広く知られているヨガのルーツ）

　ヨガには、2世紀から4世紀にかけて確立した「古典ヨガ」と、12世紀から13世紀頃に確立した「後期ヨガ」の2つの系統があります。ちなみに日本のお寺で行う座禅は、古典ヨガの流れを汲んでいるそうです。

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流派によってレッスン内容と効果はさまざま

　上記で紹介したさまざまなヨガは、当然ながらトレーニング方法が異なります。しかし、たとえ流派が違えども、現代のヨガは「ポーズ・呼吸・瞑想」を三原則としていることでは共通しています。

もっとも一般的なのは「ハタ・ヨーガ」

　もっともポピュラーなのは「ハタ・ヨーガ」。インド古来の基本的なポーズをベースにし、よくヨガ教室などでも採用されています。

運動量が多いのは「ヴィンヤサヨガ」「パワーヨガ」「アシュタンガヨガ」

　また、運動量が多く、エクササイズ感覚でする「ヴィンヤサヨガ」や「パワーヨガ」、「アシュタンガヨガ」も比較的想像しやすいでしょう。

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コンディショニングなら「アイアンガーヨガ」

　補助具を使い身体を正しく調整する「アイアンガーヨガ」。美や善が存在しているというタントラ哲学を体現した「アヌサラヨガ」はペアでトレーニングを行うという珍しいものもあります。

心に働きかけるのは「クンダリーニヨガ」「ジヴァムクティヨガ」「イシュタヨガ」

　まず、チャクラ（人体の中枢）に働きかけることで身体内部を活性化させる「クンダリーニヨガ」。そして、厳しい鍛錬とスピリチュアルを重んじる「ジヴァムクティヨガ」や、瞑想と呼吸に意識を集中させる「イシュタヨガ」があります。

まずはヨガを行う目的を明確にすること

　ヨガ本来の目的は、精神を高め自分をコントロールすることです。しかし、冷え性を改善したい、代謝をよくしたい、体を柔らかくしたい、ストレスの解消、運動不足の解消といった日常的な悩みをきっかけに始める人も多いことでしょう。

　正しい呼吸とポーズによって体のバランスが取れるようになると、体全体の筋肉や内臓、骨格、神経のバランスを整えることができ、精神的にも安定していきます。血行もよくなることでコリや痛みが解消され、リラックス効果も得ることができます。心身が健康になり、最初の目的以上の効果を実感できるかもしれません。

三日坊主にならずヨガレッスンを続けるポイント

通いやすい場所、時間帯で教室を選ぶ

　ヨガレッスンを続けていくためには、無理をせず、自分のペースで行うことが大切です。まずは、自分の通いやすい時間、場所にあるヨガ教室を選ぶようにしましょう。

自分のレベルに合ったレッスンがあるか確認する

　最初からハイクラスのヨガ教室に行くと、自分だけ取り残されたような気分になるかもしれません。初心者の場合は基本から教えてくれるクラスから始めましょう。また、自分の体に耳を傾けて、「ここまでならできる」などのボーダーラインを感じ取ることも大切です。これ以上は無理というところを無理して行うと、筋肉を痛めてしまったり、体勢を崩して転ぶなどの危険性もあります。

週1～2回、3か月続けてみる

　目的を達成するには一朝一夕というわけにはいきません。効果が出る期間は個人差がありますが、最低でも週1～2回継続して2～3か月で実感する人が多いようです。

まずはお試し。おすすめヨガスタジオ・スクール

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【監修】
オンフルールヨガスタジオ＆カレッジ銀座本校
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