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フィットネス
2023年1月18日

世界中をバーチャルサイクリング&ランしてみた!これなら飽きずに毎日運動できそう

運動を習慣づけようと思っても、それを阻む要因は数多くあります。天気の悪さ、気温、運動に飽きてしまう……覚えのある方も多いのでは。

かくいう筆者も飽きやすいタイプです。ジム、街ラン、通勤ラン、ウォーキング、自宅フィットネス、運動サークルと、さまざま試してきましたが、例のごとくそろそろ飽きてきました。

そんなタイミングで、上司から「おもしろそうなバーチャルスポーツがあるよ」と紹介されたのが、バーチャルスポーツアプリ『ROUVY(ルービー)』。自宅にいながら世界中のコースを走れるそうなのです。

以前からバーチャルフィットネスに興味を持っていたので、これは体験せねば! と足を運んでみました。

バーチャルスポーツアプリ『ROUVY(ルービー)』とは

どんなサービス?

ROUVYは、自宅にいながら世界中のルートをサイクリング・ランニングできるスポーツアプリです。チェコ共和国発のアプリで、日本法人もあります。

オフィシャルパートナーにアイアンマン、ツール・ド・スイス、ブエルタ・ア・エスパーニャといった自転車レースが名を連ねており、多くの自転車やトライアスロンコミュニティで使用されているアプリです。

ROUVYの注目ポイントとして、ルートは実際に撮影した映像を使うので、本当にその場所を走っているような気分になれるという点があります。


こんな感じで、モニターにルートとアバター、詳細情報などが映る

32か国、700以上の街や山、観光地などがルートとして撮影されているので、観光気分で毎日走ることができます。いつものコースに飽きた、旅ラン&ライドしたい、今日は天気が悪いけれど走りたいなど、好きなタイミングで楽しめるのも助かります。

好きなルートを好きなときに、好きなだけ楽しめる

自室にいながらパートナーやコミュニティ仲間と一緒に走ったり、世界中にいる会員と走行距離を競う、レースに参加するなど、時間や場所を超えて楽しむことが可能です。

部活やチームメンバーと約束して一緒に走るのも楽しそう

自分のアバターを設定できる。アバターは非表示も可能

必要なもの

以下のアイテムがあれば、好きな場所で体験可能です。

  • サイクリングの場合は、スマートローラー+自転車やフィットネスバイク。ランの場合はランニングマシン+ストライドセンサー
  • 『ROUVY(ルービー)』アプリ
  • パソコンやスマホ

スマートローラーの代わりに、クラシックトレーナーと呼ばれる一昔前のローラー台と自転車用のスピードセンサーでも代用可能とのことです(負荷の自動調整はできないそう)。

モニターはなくてもできますが、大画面で映像を映すモニターやプロジェクターがあると高い没入感を味わうことができます。

さっそく体験、まずはバイクから

今回は日本法人growB sportsで体験

バイクの後ろにスマートローラー

久々にバイクにまたがります。アプリでコースを選び、スタート。バイクを漕ぐとアバターも動き始めました。

ラスベガスを走っています。ラスベガスのど真ん中を思いきり走行できるなんて! 解放感と謎の高揚感にペダルを漕ぐ足が早まります。

現地で実際に撮影をしているため、店や建物、道路の斜度なども反映されています。そのため、坂道だとペダルを軽くしたり、逆に重くしてゆったり漕いだりとリアルな漕ぎ心地が追求できます。下り坂だとペダルを漕がなくても下ってくれるので、少し休憩しておきます。

ラスベガスってこんな建物があるんだ~と観光している間に、走行距離と消費カロリーが増えていくうれしさ

ストレス解消になります。天気も反映されるようで、春に撮影したコースは、桜吹雪のなかを走ることができるそう。

アフリカの大自然のなかを走ってみたり。

がむしゃらに漕ぐ!

少し先に同じコースを走っているユーザーがいたので追い越したのですが、仲間意識が湧きますね。

もちろん日本のコースも数多くあり、今回は浅草橋エリアを探索。見慣れた道ですが、こんな風に気兼ねなくサイクリングする体験がなかったので、うれしくてまた漕ぎまくってしまいました。

信号待ちや通行人を避ける必要もなし

気づいたら30分以上経過しており、既に汗だく。まったく飽きないどころか、もっといろいろな場所を見てみたいという気持ちが強くなり、本格的に自宅か職場に欲しいと感じ始めております。

福利厚生でご検討いただきたい

実際のライド時のように、ドリンクや補給食をそばに置いてもよいですね。

タイム、心拍数、スピードなどさまざまな情報をコンパニオンアプリで確認できる。Strava連携も可能

バーチャルランも試してみた

もちろんランニングマシン(トレッドミル)でも利用できます。走ってもよし、ウォーキングでもよし。高齢者の運動不足解消などにもよさそうですよね。

ストライドセンサーをシューズに装着して走ります。内蔵型シューズでもOKです。これで移動距離をROUVYに送信します。

走る速度は自由

サイクリングのときと同じく、好きなコースをジョギング。車や通行人、信号もないので、景色を見ながら集中して走ることができます。

大会に出たいけれど完走できるか不安というとき、疑似トレーニングとして活用もよさそうですね。なんなら、行ったことのない土地で迷わないようシミュレーションしながら運動もできそう。

有名なサイクリングコースやランニングコースをROUVY化してバーチャル大会を開く、観光地をROUVY化して魅力を伝え、実際に足を運んでもらうなど、実写撮影だからこそできるさまざまな楽しみ方があります。

ROUVYアプリをはじめて利用する人には、14日間の無料体験期間があります。以降は1か月分の料金として15ユーロ(EUR)です。6か月分を一回払いにすると14ユーロ、12か月分だと12ユーロ。日本円で約2000円前後が目安です。(※2022年12月時点)

家族で使う場合、1アカウント分の支払いを行えば、追加で家族2アカウントを無料で利用できるファミリーシェアリングとういサービスもあります。(1アカウント分の料金で3アカウント利用可)

ただ、機材を揃えるというハードルは高いので、ジムに通う手間や料金と比較してみたり、手持ちの自転車やランニングマシン、シューズを活用できるかチェックしてみるとよいでしょう。

《アプリダウンロード》
iOS(iPhone)版Android(Google play)版

ROUVY(ルービー)
ROUVYは、チェコに本社を置くVirtualTraining s.r.o.社が開発したアプリで、世界中の自転車競技やトライアスロンのコミュニティで利用されています。日本をはじめとする世界各国の300以上の実写映像コースを収録しており、プレイヤーとバーチャルリアリティの世界でのサイクリストやランナーの役割を果たすアバターを使って、自宅にいながら友達と一緒にVRで世界中をサイクリングしたり、走ったりすることができるアプリです。
ROUVY公式サイトへ

取材協力
グローブマーケティング株式会社

<Text:編集部/Photo:オフィシャル素材、編集部>