インタビュー
2023年2月21日

「マッチョは女性からモテる説」はガチ!?ボディビルダー・バズーカ岡田に聞きました(前編) (1/2)

フジテレビ系列のバラエティ番組、『ホンマでっか!? TV』で筋肉についてアツく語る姿が話題になっているバズーカ岡田さん(本名・岡田隆) 。

現在43歳で日本体育大学で准教授を務める。同大ボディビルクラブとバーベルクラブの顧問にして、自身でも大会に出場している現役のボディビルダーだ。他にも、柔道全日本男子体力強化部門長や筋トレ指導やケアを行うトレーナーなどさまざまな肩書を持つ。

そんな Mr.マッチョの岡田さんに聞きたいことがある。「マッチョは女性からモテる説」ってガチなんですか!?

中高時代は自分から積極的に女子に絡むことはなかった

岡田さんは愛知県の田原市で生まれたが、すぐに東京の練馬区に引っ越した。

「子どもの頃から運動は割と何でもできましたね。筋トレ歴ですか? 小学校低学年の頃に映画『コマンドー』を観て、アーノルド・シュワルツェネッガーの筋肉美に感動。 すぐに腕立て、腹筋を始めましたよ(笑) 」

▲早くもアツく語り出す岡田さん

中学校でテニス部に入るも、肝心のテニスはほとんどしないでコートの隅で筋トレに励む日々だったという。高校では柔道部に入部する。ぶっちゃけ、どれくらいモテたのだろうか?

「当時は男友達と遊ぶ方が気楽で、自分から積極的に女子に絡むことはありませんでしたね。日体大に進学後も柔道を続けましたが、大学と合宿所をひたすら往復する生活。アルバイトをする時間もないほどで、要するに女性との出会いはほとんどなかったです」

そんな折、岡田さんにとって人生の転機が訪れる。練習中に前十字靭帯を断裂したのだ。

「救急車を呼ぶのは恥ずかしかったので、足を引きずって近くの接骨院へ。手術したものの、選手生活には戻れませんでした。そこからです、柔道をあきらめてケガをしない体作りを研究し始めたのは」

▲現在も書棚にはスポーツ科学関連の資料が並ぶ

19歳で初めて女性と付き合うも、すぐに別れる

同時にアルバイトをする時間ができたため、女性と出会う機会は一気に増えた。初めて女性と付き合ったのは19歳だ。

「女性に対して不慣れだったこともあり、その頃もモテたという自覚はないんですけどね。何となくいい感じの雰囲気になったので、最後は自分から『付き合おう』と言いました。すぐに別れましたけど(笑)」

岡田さんは日体大の大学院に進学し、理学療法士や日本体育協会公認アスレティックトレーナーなどの資格を取得する。同時に筋トレも欠かさず行っていた。

「2011 年頃に学生が『ボディビルを教えてください』と言ってきたんですよ。学生を勝たせるべくいろんな情報を収集しているうちに、自分でもボディビルの試合に出なければ教えきれないと感じて、ボディビル的な筋トレにシフトしました。この学生が僕の人生を変えたわけです」

▲日体大バーベルクラブの学生を指導する岡田さん

ボディビルの大会に初出場。そこで初優勝を果たす

やがて、2014 年春の東京オープン大会に70kg級で初出場。そこでなんと、初優勝を果たしてしまう。

「パンツ一丁で人前に出て力むなんて恥ずかしいと思っていただけど、変われば変わるもんですね(笑)。でも、今振り返るとあのレベルでよく優勝できたなと思います」

ちなみに、同大会にはオードリー春日も出場していた。

「春日さんは骨格がでかいからまだまだ筋肉量を増やす必要があります。機会があれば一緒にトレーニングしたい(笑)。大会は出てないけれど、芸能人でいうと松ちゃん(松本人志)もけっこういい線いってますよね。ベンチプレスも140kg 上げるっていうし、彼は相当なものだと思います」

大会当日を除いて、年間で 364 日をトレーニングに費やす。1年で2、3年分の人生を生きているような感覚だそうだ。

「昔は機能と形の両方を併せ持った筋肉を追求していたけど、勝つためにボディビル一本に絞ってからは完全に見せるための筋肉に移行しました。腕相撲なんか弱くても全然関係ない(笑)。形さえ整っていればいいんです。雑念を捨てきれるかどうか、心の修行でもあります」

▲どう見ても腕相撲も強そうだが……

自炊で作る料理の味付けは塩とコショウのみ

筋トレの他に食事も重要だ。筋肉をつける時期はタンパク質を意識した食事。減量中は鶏の胸肉がメインとのこと。

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