2021年12月7日

【管理栄養士のオートミールレシピ】基本のおいしい作り方&高タンパク質メニュー (1/2)

 燕麦(えんばく:oat)を脱穀して調理しやすくした食品「オートミール(oatmeal)」。オートミールの原料である燕麦は、オート麦、オーツ麦、カラス麦とも呼ばれます。最近では朝食メニューにとり入れたり、お米代わりに、また筋トレやダイエットに励む人からも注目が集まっています。

 そんなオートミールですが、「まずい」「美味しくない」という意見もちらほら。アメリカ映画では、朝食に出てきたオートミールを子どもが見て「またオートミール?」「オートミールきらい!」というシーンがよく出てきます。欧米ではそれほど一般的な食べ物なのですが、日本ではなぜかほとんど広まっていません。

 今回は、オートミールをおいしく食べる調理方法と、トレーニングを頑張る人向けのアレンジレシピを、監修の管理栄養士・佐藤樹里さんに教えてもらいました。

オートミールを手軽に美味しく食べる方法&簡単レシピ

 欧米でオートミールが人気な理由は、誰でも簡単に作ることができ、朝食などに取り入れやすいから。ただし、ひと口にオートミールといっても種類があり、それらに合った食べ方をしないと単に「まずい」食べ物になってしまいます。

 日本のスーパーなどで入手できるのはクイックオーツかインスタントオーツが多いのですが、やはりお粥にして食べるのがいちばん簡単です。

▲クイックオーツ

 しかし、お米のお粥は全体が柔らかく飲み込みやすいのに比べ、オートミールのお粥はフニャとした感じで、硬い部分も多少残るので、お米の食感をイメージしているとがっかりするかもしれません。

電子レンジで作る基本的な作り方(ミルク粥)

1.クイックオーツ30g(大さじ5)に牛乳200mlを加える
2.500W~600Wの電子レンジで2分間加熱し、全体がふやけたら、よく混ぜて食べる

 塩をほんの少し入れると味のアクセントになります。お好みで砂糖、ハチミツ、ジャム、メープルシロップ、フルーツ、ナッツなどをトッピングしてもよいでしょう。

 牛乳を水に替え(180~200ml)、和風だしと塩、醤油などを入れて加熱すると、和風のお粥になります。

▲牛乳のお粥にナッツ類、はちみつをトッピング

トレーニング前に食べたい、筋肉増強アレンジレシピ

スイーツ風オートミール

材料

オートミール・・・30g
ココア味プロテイン・・・1食分(目安として約20~25g程度)
低脂肪牛乳・・・200~300ml
バナナ・・・1/2本
ココナッツフレーク・・・お好みで適量

作り方

1.プロテインと牛乳を混ぜておく
2.耐熱容器に入れたオートミールに、[1]をかける
3.ラップをふわっとかぶせて、500Wの電子レンジで2分間加熱する
4.カットしたバナナとココナッツフレークを盛りつけて完成

※お好みでバナナをイチゴやベリーなどに変えたり甘酒をかけるとより美味しくなります

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