2019年10月21日

タンパク質をおいしく摂取。「プロテイン」を使ったスイーツ&料理アレンジレシピ3選 (1/3)

 筋肉の増量・痩身・健康促進などに有効と言われ、タンパク質を主成分とするサプリメントである「プロテイン」。タンパク質量が全体量の約80%を占めており、非常に効率よくタンパク質を摂取できる代物です。日常的な摂取方法としては、水や牛乳、またはジュースに溶かして飲む方法が一般的です。

 しかし、最近ではプロテインを飲むだけでなく、食べるという摂取方法にも注目が集まっています。特に今、話題になっているのがプロテインパウダーを使ってつくる「プロテインスイーツ」です。

プロテインスイーツ教室に潜入!

▲山崎志保さん

 「プロテインスイーツ」は、さまざまなコンテストに入賞経験があり、パーソナルトレーナーとしても活躍するカラダ作りの専門家・山崎志保さんが考案したオリジナルのスイーツで、商標登録もされているそう。今回は、山崎さんが主宰する日本初のプロテインスイーツ教室アリエスに潜入取材を敢行! 自宅でも簡単に作れるプロテインスイーツとプロテイン料理を教えていただいてきました。

 まずはウェルカムドリンクとして、プロテインドリンクが振る舞われました。筆者と同行のカメラマンがいただいたのは、X-PLOSIONから出ている杏仁豆腐味のプロテインと、アルプロンから出ているキャラメル味の2種類。

 筆者は杏仁豆腐の方を飲ませていただきました。お味の方はというと……かなり美味しかったです! まるでシェイクのような滑らかな喉ごしに、甘すぎない杏仁豆腐味。25年ほど前に得た「プロテインってマズイらしいよ」という古い情報が一気にアップデートされました。これなら毎日でも飲みたいですね。

 今回教えていただけるメニューは3品。そのレシピをこれから伝授いたします!

レシピ1「プロテin厚焼きたまご クロレラマーブリング」

【材料】
・大豆プロテインパウダー(Kentai) 30g
・スローカロリーシュガー 80~120g
・塩 7.5~8g
・卵(13~15個) 700~750g
・豆乳 100g
・クロレラパウダー 2g+水10cc

  大豆プロテインパウダーの量を計ってボウルに入れます。

  ボウルにスローカロリーシュガーと塩も入れて、しっかり混ぜ合わせます。粉っぽいものだけを先に混ぜることで、ダマが出来るのを防げます。また、スローカロリーシュガーは、ゆっくりと消化吸収される砂糖なので、血糖値が急激に変動することはありません。山崎さん曰く「ふつうの砂糖でもいいのですが、健康に気を配るならスローカロリーシュガーがオススメ」とのこと。

  大豆プロテインパウダーとスローカロリーシュガーと塩がしっかり混ざったら、豆乳を注いでさらに混ぜ合わせます。

 よく混ぜてトロっとしてきたら、700g分の全卵に投入! これで厚焼きたまごの卵液が完成です。

  グリルプレートを温めて、オイルを垂らします。

  卵液は、数回に分けて注ぎ、スクランブルエッグを作る要領で混ぜ合わせてください。

  ほどよく固まってきたら、残った卵液を流し入れます。そしてスクランブルエッグ状に混ぜながら卵液を焼いていきます。

  卵液がなくなるまで数回繰り返したら、このタイミングで一度グリルプレートを火から下ろします。

ここで、山崎さんから提案が

 「このまま仕上げに入ってもいいのですが、せっかくタンパク質たっぷりの厚焼きたまごになったので、さらに栄養を追加してみましょう」そういって山崎さんが取り出したのは、緑鮮やかなクロレラパウダー!実はこのクロレラパウダー、100gあたりタンパク質が58gも入っているそうです。タンパク質が多いと言われているきなこでも100gあたり30gですから、自然の食物の中ではトップクラスの高タンパクと言えますね。

  厚焼きたまごの中に、水で溶いたクロレラパウダーを混ぜ込みます。「かなりザックリした混ぜ方で問題ないです」と山崎さん。

  グリルを温めたら、弱火で焼いていきます。グリルは焦げやすいので、必ずアルミホイルでグリルプレートを覆います。竹串で確認しつつ、10分ほど焼けば出来上がりです!

  これ(下写真)が焼き上がった厚焼きたまご。この状態だと、ちょっとスクランブルエッグ? オムレツ? と思われるかもしれませんが……。

 グリルプレートをひっくり返して外せば、見事に巨大な厚焼きたまごです。これはすごい!!

 カットしてみれば黄色の厚焼きたまごに、緑色のマーブル模様のクロレラが美しい!これで「プロテin厚焼きたまご クロレラマーブリング」の完成です!

 食べてみたところ……

 プロテインで作られたことを忘れるくらい、美味しかったことに驚きました!タンパク質の塊と言っても過言ではない「プロテin厚焼きたまご クロレラマーブリング」。しょっぱい味がお好きなら、砂糖を控えめにして出汁を入れたりしてもOK。豆乳の代わりにトマトジュースを使ってみるのもいいですよ!

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