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2019年1月9日

糖質制限中も安心。サブウェイがメニューに「糖質」表示をスタート

 サンドイッチ・チェーン「サブウェイ」が、おもしろい試みをスタートします。1月9日(水)より、全国の同社店頭におけるメニューなどに「糖質」の表示を開始すると発表しました。

店頭での「糖質」表示、広がるか?

 国内ではカロリー表示をする飲食店が増加しましたが、最近、とくに「糖質」の摂取量に注目が集まっています。栄養学専門家の大柳珠美氏によれば、日本でも近年、糖質=血糖値のコントロールが健康や美容に欠かせないと認知されてきたそう。これは、サブウェイが2018年11月に行った調査で、89.5%の方が「糖質制限」を認知、さらにその内の69.9%の方が糖質制限の実践に興味があると回答していることからも明らかです。

 日頃から、血糖値を上げ過ぎない食べ方や食材の選び方を知ることが重要であり、何をどう食べるかを意識した食生活が非常に重要であると、大柳氏は説いています。

行き過ぎた糖質制限も問題に

 一方で、糖質を制限することにばかり目が向いてしまうのも問題です。野菜にさえも糖質が含まれるわけですが、野菜には食物繊維をはじめ、色素や苦み成分(ポルフェノールやカロテノイド)など健康維持に欠かせない栄養素や成分も含まれています。

 「糖質」に対して正しい認識を持ち、その含有量を確認しながら商品を選択することが重要になってくるので、今回のサブウェイの取り組みを契機に、どの商品にどのくらいの糖質が含まれているのかチェックする習慣をつけるのもいいかもしれません。

 なお、サブウェイは、店頭に設置するグランドメニューポスターのほか、注文カウンターに設置するメニュー表にも糖質を表示。さらに、同社ホームページではサンドイッチメニュー以外にも、サラダメニューやパン・トッピング・ドレッシングの各糖質含有量を表示した栄養情報一覧を掲載しています。

 同社の取り組みを契機に、今後、国内でもメニューへの「糖質」表示が広がるのか注目です。

<Text:辻村>