インタビュー
2023年9月14日

「親父は気合と根性や言うけど科学的なことも必要やん?」亀田興毅が語る、プロテインとの付き合い方 (3/3)

3150FIGHT※1への想い

※1:亀田興毅さんがファウンダー(創業者)としてプロモーターを務めるボクシング興行イベント。2021年12月、第1回大会「3150FIGHT vol.1」がメルパルクホール大阪で開催された。

3150FIGHTを立ち上げた理由とは

ボクサーって命を懸けて戦っているのに、収入が少ないんですよね。一部のトップクラスの選手は稼いでいますが、下の選手たちは全然稼げていません。ボクシングは日本で2番目にプロ選手が多いスポーツなのに、稼げていない人が多い。命が懸かっているのに、ほとんどタダで試合に出ていたりとか。だからもうちょっとボクサーの地位を向上させたいな、と。

『3150FIGHT』はひとつのプラットフォームであり、選手たちの待遇が良くなるようなビジネスの仕組みなんです。コロナでボクシング業界はどんどん低迷していったし、ボクサーもいっぱい引退していった。ボクシングをもう1回「再興(さいこう)」させたいという思いで『3150(さいこう)FIGHT』を立ち上げました。

3150FIGHTのこれから

ボクサーの地位向上は、『3150FIGHT』のなかではある程度できたと思います。次は『3150FIGHT』に関わる人たち……まず真っ先に誰なんだと考えたらトレーナーなんです。トレーナーってボクサーにとって一番必要なのに、他に仕事をしながらバイトレベルでやっていたりします。親から預かった選手をリングに上げる、もしかしたら試合で死ぬかもわからない。わが子のように思って選手を見ていかないといけない。減量も付き合わなければいけないし、水抜きのサウナにも一緒に入ったりするんです。

それだけトレーナーって大変やけど、あんまりフォーカスされていないからステータスを上げたいな、と。今年1年では難しいと思いますけど、『3150FIGHT』に関わるステークホルダーのみなさんの笑顔のために、みなさんが最高になれるためにやっていきます。

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<プロフィール>
亀田興毅(かめだ こうき)1986年11月17日生まれ
大阪府大阪市出身の元プロボクサー、タレント、亀田プロモーション代表取締役社長、3150FIGHTファウンダー。亀田三兄弟の長男。

2003年、プロデビュー。元WBA世界ライトフライ級王者、元WBC世界フライ級王者、元WBA世界バンタム級レギュラー王者で、日本人初の3階級制覇王者。2015年に引退。プロボクシング成績は35戦33勝(18KO)。

2021年、大阪市西成区にボクシングジム「3150ファイトクラブ」(のちに名称を「KWORLD3」に変更)を開設し会長に就任。

同年、自身がプロモーターを務めるボクシング興行イベント「3150FIGHT」を開催。

2022年、KWORLD3の会長職を弟・大毅に譲り、「3150FIGHT」のファウンダーとしてプロモーター業に専念。


<Text & Photo:編集部>

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