2022年2月7日

「ボブスレー・スケルトン・カーリング」ってどんな競技?ウィンタースポーツ豆知識 (2/2)

【参加資格】15歳以上の健康な男女競技者

 ちなみに過去では、2015年9月に日本スポーツ振興センターが「平昌オリンピックに向けた女性選手のトライアウト」を開催し、応募条件は「日本国籍を有する女性(年齢不問)」としていました。いずれにしても応募ハードルは低い! もちろん細かい条件はありますが、応募を制限するものではありません。

 トライアウトで重視されるのは、スプリント能力・パワー・体重の3つ。ちなみに「平昌オリンピックに向けた女性選手のトライアウト」時では、身体能力の目安として示されたスプリント能力は、選考基準として「30m走4.4秒以内」でした。

 トライアウトでの選考は30m走・立幅跳・メディシンボールスロー(フロント・バック)の3種目。みごと合格すると、日本代表を決定する選考合宿や育成合宿に参加が可能となります。

 ちなみに2014年開催のトライアウトでは、15歳と23歳の陸上経験者、16歳のビーチフラッグス経験者の3人が選考を通過しています。男子では、2002年ソルトレイク、2006年トリノと2大会連続出場を果たした稲田勝選手も大学時代に野球からソリ競技に転向した選手です。

地域の協会に参加することで始まる「カーリング」

 冬季オリンピックの中でも華やかな女子のプレーが注目を集めている競技がカーリング。女性だからというわけでなく、平昌オリンピックでは男子チーム「SC軽井沢クラブ」が20年ぶりに出場を果たしました。

 話を戻して、カーリングとは。約40m先にあるハウス(円)に向かって、両チームそれぞれ8個のストーンを交互に投げる競技です。 体幹の強さと下半身(股関節)の柔軟性がポイントになるそうです。詳しいルールやポイントなどは、「超楽しい!平昌オリンピックで注目された「カーリング」ってどんな競技?【ルール解説&体験レポ】」で、読んでみてください。

 素人目には、競技の美しさは理解できても、どんな身体能力が必要かわかりません。さらにどうすればオリンピック代表選手になれるのかまとめてみました。

 まず、カーリングという競技に年齢制限はありません。もちろんプレーに支障が出ない常識な範囲となります。さらに他競技と一番の違いは、既存チーム単位で出場が決まることです。前回の平昌オリンピック、北京2022オリンピックの女子代表は「ロコ・ソラーレ(LS)北見」。記憶している人も多いと思いますが、トリノやバンクーバーで活躍した「チーム青森」の本橋麻里選手が作り上げたチームです。

 ちなみに各選手たちが所属する企業は、NTTラーニングシステムズや北見市体育協会などさまざま。これはカーリング独特の体制であり、スポーツチームなどと呼ばれ実業団とも少々違う体をなしているのです。ちなみに「チーム青森」は、青森県カーリング協会所属。今回出場する「ロコ・ソラーレ(LS)北見」は、北見カーリング協会所属のチームとなります。

 結論。カーリングでオリンピックに出場することを目指すならば、各地域で活動している協会に所属しチームに参加することが第一歩です。チームワークが非常に重要なので、他競技のように優秀な人材を集めてナショナルチームを作ることはせず、国内の大会を勝ち抜いたチームのメンバーがそのまま日本代表となります。

 東京都カーリング協会によると、会員登録者数は2020年現在で210名程度。笹川スポーツ財団「中央競技団体現況調査 2020年度」においても、日本カーリング協会登録競技者数は2306人。この人数ならば、これから始めてもオリンピック出場の夢がみられるかもしれません!?

 え? 基本的な運動能力が必要じゃないかって? それは何といってもスポーツ競技の祭典ですから、努力なくして成せるほど簡単じゃありません。それでも小中高の競技成績や勝敗実績だけで落選することなく、トライアウトや地域のチーム参加から始められることに夢を持ちましょう!

《参考サイト》
・公益社団法人日本ボブスレー・リュージュ・スケルトン連盟 http://www.jblsf.jp/
・日本スポーツ振興センター https://www.jpnsport.go.jp
・公益社団法人日本カーリング協会 http://www.curling.or.jp

<Text:松田政紀(アート・サプライ)/Photo:Getty Images>

1 2