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ランナーの熱中症対策。通気性に優れた”蒸れない”ランニングキャップ「Airpeak(エアピーク)」は、どのようにして生まれたか

 これから夏にかけてマラソンランナーが特に気をつけたいのが、やはり暑さと紫外線への対策。夏本番となれば、レースや練習中に熱中症で倒れてしまうケースも多く見られます。その対策として、キャップを利用する方は多いはず。しかしキャップは頭部が蒸れるなどの理由から、苦手という方がいるかもしれません。そんな方は、「Airpeak(エアピーク)」を検討してみてはいかがでしょうか。

 従来とは異なる形状で、高い通気性を実現させた「Airpeak」。その特徴や発想の原点などについて、開発元であるビルマテル株式会社で製品プロモーションなどを担当する佐藤祐亮さんにお話を伺いました。

※2018年4月に掲載された記事を再掲載しました。情報は当時のものです。

ヘルメットから生まれた高機能ランニングキャップ

 ビルマテル株式会社の主力事業は屋上緑化。そんな企業が、なぜランニングキャップを開発するに至ったのか。まずは、そのヒストリーについて、佐藤さんは次のように紹介してくれました。

「屋上緑化事業に取り組む中、現場スタッフが熱中症で倒れるという事態が起こりました。そのとき、ヘルメットは熱がこもって蒸してしまい、炎天下では危険だということに気づいたんです。では、安全に作業するためにどうすればいいのか。その結論として、2層構造で空気が抜ける通気性に優れたヘルメットを開発しました。こちらのヘルメットは、現在200万個近く売れています。その反響などを受け、なにか別のことにも応用できるのではと考え、たどり着いたのがランニングキャップ『Airpeak』です」

 ヘルメットには通気口があり、2つの層の間、そして頭部へと風が抜ける構造となっています。2層それぞれの穴はズラして配置され、雨などが入り込むことはありません。この通気性がランニングキャップで実現できれば、多くのランナーが快適かつ安全に走れるのではないか。その着想から、「Airpeak」の開発が始まったそうです。

「とはいえ、簡単にはいきませんでした。着想から完成までは約5年、10回以上の試作を繰り返しており、現在も改良を重ねています。たとえばツバ部分にも前から受けた風を通す穴があるのですが、当初プラスチックを使おうと考えました。しかしプラスチックは平らにして縫うことができず、縫製の問題が出てしまったんです。また、通気性はただ穴を設ければ高まるというわけではなく、適切な配置を検討するのにも苦労しましたね」

 試作品を作っては検証し、現在の完成形に至った「Airpeak」。機能性の高いランニングキャップとして、ランニングやトライアスロンなどエンデュランス系スポーツを中心にユーザーが増えているようです。

Airpeakによる熱中症対策で安全にスポーツを楽しむ

 いくらランニングキャップを着用しても、通常であれば頭部が熱くなり、熱中症などの危険性があります。Airpeakは“頭部を守りながら冷やす”というコンセプトのもと開発され、長時間のランニングでも頭部の温度上昇や蒸れを大きく抑えることが可能。そのため、熱中症対策として効果が期待できます。

「熱や暑さに左右されず、高いパフォーマンスを維持してトレーニングに取り組めます。ですから、トップアスリートにもぜひ活用してほしいですね。もちろん熱中症対策になりますので、健康意識の高い方々にも好評を得ています」

 また、カラーバリエーションも豊富に取り揃えられているのが特徴的。ピンクなど女性に好まれそうなものもあり、見た目にも配慮されています。最近ではランニングウェアなどもオシャレなものが増えているので、コーディネートしやすいのではないでしょうか。

「カラーは全部で8種類用意しました。現在はおもに男性から多くご購入いただいていますが、今後は女性にもぜひ広めていきたいと考えているんです。熱や暑さによる不快感、あるいは熱中症などの危険性は、性別を問うものではありませんから」

 また2018年3月には、元プロ陸上選手の為末大さんが代表を務める「DEPORTARE PARTNERS」とパートナー契約を締結。トップアスリートとの連携強化を図っていくようです。

 ちなみに私も、実際に「Airpeak」を着用して走ってみました。いつも蒸れるのが嫌でキャップよりサンバイザーを愛用していたのですが、確かに一般的なキャップと比べて頭部は快適に感じます。また、キャップは風で飛んでしまうことが多いのですが、Airpeakは空気を通すため、強い風でもビクともしません。大人はもちろん、炎天下で部活動に取り組む学生などにとっても、メリットの大きい製品ではないでしょうか。

 これからの時期を快適に走りたい、運動したいという方。キャップ選びの選択肢として、「Airpeak」を検討してみてはいかがでしょうか。ランニングチームなどで、カラーを合わせるのもいいかもしれません。

[筆者プロフィール]
三河賢文(みかわ・まさふみ)
“走る”フリーライターとして、スポーツ分野を中心とした取材・執筆・編集を実施。自身もマラソンやトライアスロン競技に取り組むほか、学生時代の競技経験を活かし、中学校の陸上部で技術指導も担う。また、ランニングクラブ&レッスンサービス『WILD MOVE』を主宰し、子ども向けの運動教室やランナー向けのパーソナルトレーニングなども行っている。4児の子持ち。ナレッジ・リンクス(株)代表
【HP】https://www.run-writer.com

<Text & Photo:三河賢文>

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