ウェルネスフード
2021年8月2日

実は夏にもおすすめ!「マロニー」のダイエット向けアレンジレシピ

 冬場にはお鍋の具材として大活躍の「マロニー」。ツルツルした食感が楽しく、味も染み込みやすいので、お鍋の名脇役として重宝されています。

 しかし、夏の季節には、食卓から姿を消すというご家庭も多いのでは? それ、勿体ないですよ! 実はマロニーは春夏秋冬どの季節の料理にもマッチングするポテンシャルを秘めています。特にダイエットに気を配る夏場には、ぜひ試してみてほしい食材です。

マロニーの正しいカロリー計算法

 マロニー株式会社に聞いてみたところ、マロニーは「長時間煮込んでも溶けず、それでいて他の食材や調味料の味がしっかりと染みるのが一番の特長」とのこと。そう改めて聞くと、鍋以外のいろいろな活用法が思い浮かんできますよね。

 そして、注目すべきはマロニーのカロリーです。マロニーのパッケージには100gで349kcalと書いてあり、これだけ見ると「意外とカロリーある」と思い込みがち。ダイエット中にはマロニーを避ける女性もいるようなのですが、これは大きな間違いです!

「乾燥したマロニーを20~25g茹でると、約100gになります。つまり、茹で上がったマロニー100gのカロリーは70~90kcalで、お米やパスタなどに比べて、格段にカロリーが低くなるのです」(野上さん)

 文部科学省の「食品成分データベース」によると、ごはんのカロリーは100gあたり168kcal、生パスタのカロリーは100gあたり247kcalとなっています。つまり、マロニーなら摂取カロリーは半分以下で済むと考えてよいでしょう。

春雨よりダイエットに向いているかも

 ダイエット食の代名詞となっている春雨のカロリーは、茹でた状態で100gあたり80kcal。マロニーとほぼ互角です。しかし大きな違いといえば、やはりその食感でしょう。春雨はちょっとコリコリした儚げな食感ですが、マロニーはプリプリでどっしりした印象。これが実は、食べた後の満足度に違いをもたらすようです。

 お米や麺の代用品として使用する場合、春雨だとなんだか物足りなさを感じることがあるはず。その点、マロニーはボリューム感があって、お腹に溜まりやすいため十分に代用として使えるのです。ではここで、ダイエットにも向いているマロニーを使った、簡単夏レシピをご紹介します。

きんぴらマロニーごぼう

 マロニーでかさ増しをすることで、ボリュームアップ! ツルツルとシャキシャキの食感の違いが楽しめるきんぴらです。

作り方

(1)お湯でマロニーを2分くらい茹でて、ザルにあけ水で洗い水気を切っておく
(2)千切りにしたゴボウと人参を油で炒める
(3)砂糖を入れて全体に混ざるまで炒めたら、醤油と酒とみりんを入れる
(4)マロニーを足してごま油を垂らす
(5)1分くらい煮立たせたら火を止めて鍋の蓋をし、1時間ほど味を染み込ませてでき上がり

マロニーの生春巻き

 マロニーはエスニック料理にも合うんです。プリプリのエビとの食感の相性もバツグン!

作り方

(1)生春巻きの皮をぬるま湯で戻す
(2)広げた皮の上にレタスとアボカド、2分ほど茹でたマロニーを置く
(3)皮の真ん中を手前から少し折る
(4)折った上のあたりにエビを置く
(5)皮の両サイドを内側に折り、エビを巻き込んでいく
(6)3等分にカットし、スイートチリソースをかけたら完成

冷しゃぶぶっかけマロニー

 豚しゃぶをうどんの代わりに、マロニーにぶっかけ。ボリュームたっぷりで大満足できる一品です。

作り方

(1)マロニーを4分ほど茹でて水で洗い、水気をきっておく
(2)しゃぶしゃぶ用の豚肉を茹でる
(3)水菜を適当なサイズにカットする
(4)マロニーの上に豚肉と水菜を乗せ、トマトを飾る
(5)めんつゆ大さじ2杯をぶっかけてでき上がり

 マロニーの活躍の場を、冬の鍋だけで終わらせてしまうのはもったいない。今年の夏も暑いですが、ぜひマロニーレシピで乗りきってください!

※本記事は2017年6月に公開されたものを再編集したものです。

<Text & Photo : もちづき千代子(H14)/Photo:Getty Images>