2024年6月21日

定期的に野菜が届く「野菜宅配」おすすめ10社!おとりよせ感想つき【らでぃっしゅぼーや、オイシックス…】 (3/3)

—— 運動する人が摂っておくとよい野菜は?

おすすめは赤パプリカです。抗酸化ビタミンであるビタミンA、ビタミンC、ビタミンEが含まれているのも魅力で、特に外で行う運動には肌ケアの意味も込めておすすめです。

ただし、ひとつの野菜を偏って食べるのではなく、種類と量を増やすことが大切です。種類を増やすことでさまざまな野菜からファイトケミカル(植物が作り出す成分のこと。ポリフェノールやサボニンなど、人の免疫力を高め健康維持に役立つとされている)が得られるでしょう。また、トレーニングの目的によって野菜の種類を選ぶこともありとは思いますが、他の食材との組み合わせも大切です。

—— 体力をつけるために必要な栄養素が得られる食べ合わせは?

牛レバーと赤パプリカを使った炒め物がおすすめです。特に運動の程度にもよりますが、スポーツ貧血が起こる方であれば牛レバーとの組み合わせが良いでしょう。

—— 筋トレやエクササイズなど、運動をする人におすすめの野菜を使ったレシピを教えてください。

 ひとつめは、じゃがいもを使ったレシピを紹介します。じゃがいもには糖質が多く含まれており、運動後に失わる筋グリコーゲンを素早く回復させるのに適しています。

【レシピ1】ふかし芋のハチミツバター添え

材料:ジャガイモ、バター、ハチミツ

  1. ジャガイモを皮ごと蒸す(皮ごとなら茹でても可)
  2. ハチミツが混ざる程度に溶かしたバターにハチミツを混ぜる
  3. 食べるときに[1]に[2]を付ける。

 運動強度にもよりますが、激しい運動の際は消化機能が低下するので、バターの量を減らすと良いでしょう。バターはオリーブオイルでも代用できます。

 ふたつめは、ピーマンを使ったレシピです。ビーマンに含まれるビタミンB6はたんぱく質の吸収を上げ、ビタミンCは鉄分の吸収を上げます。

【レシピ2】丸ごとピーマンのオーブン焼き

材料:ピーマン、鰹節、醤油、ごま油

  1. 洗ったピーマンを丸ごとオーブンに入れて220度~250度で5分ほど焼く。
  2. ボールに[1]と醤油、ごま油、鰹節を入れて和える。
  3. 器に盛りつけて完成。

 オーブントースターでの調理も可能ですが、加熱部分にピーマンが触れてしまうようであれば、半分に切ってから焼くと良いでしょう。ごま油を使うことで脂溶性ビタミンもしっかりと摂ることができます。

[プロフィール]
赤石定典(あかいし・さだのり)/1991年3月、学校法人華学園栄養専門学校を卒業後、4月より東京慈恵会医科大学附属病院栄養部に勤務。管理栄養士として、栄養管理や栄養の重要性を広く伝えるために書籍監修、メディア出演にも関わる。

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