2017年10月6日

まるでアクション映画の主人公になった気分! 「スポーツシューティング」を体験してみた

 日本では日常生活の中で触れる機会がほとんどない銃。筆者もお祭りの射的ぐらいしか経験がありませんでした。しかし、キレイな女優さんが銃を豪快に使いこなしている海外のアクション映画なんかを見ていると、「一度は射撃を体験してみたい……」と思うこともしばしば。

 今回は、都内最大級のシューティングレンジ「TARGET-1新宿店」で、手ぶらで体験できて初心者にオススメの「おまかせ射撃講習プラン」を体験してきました。

眺めるだけでも興奮! 形、デザインが豊富なエアガン

 今回「おまかせ射撃講習プラン」でレクチャーしてくださるのは「TARGET-1新宿店」スタッフの川原拓也さん。早速、川原さんのアドバイスを聞きながら、今日使用するエアガンを選ばせてもらいます。

 物によってデザインや色合いがそれぞれ個性的で、どれにしようか悩む! 今回は初心者ということで、撃ちやすさ重視の軽めのエアガンをチョイスしました。

エアガンの仕組みを学んでから体験開始! 

 安全のためにセーフティグラスをかけて、早速エアガンに触れてみます。まずはハンドガンから。丁寧なレクチャーで正しい知識を得ながら楽しく教わることができます。

 弾(BB弾)の入れ方や撃ち方などをひととおり教わったら、5メートル程先にある的に向かって実際に撃ってみます。最初は撃った途端に反動で狙った方向がぶれてしまっていたのですが、慣れてくると撃つ前に反動を予測して狙いを定めるというコツを掴み、狙った場所に当たるようになってきました。

「初心者でこんなに正確に撃てる方はなかなかいないですよ!」と川原さん。優しいお言葉に調子に乗った筆者は、初心者でも挑戦できる電子ターゲットを使ったシューティングゲームにチャレンジ。結果、練習では高得点が取れたのに、いざ本番になったらボロボロ……。メンタルを鍛えることも重要だということを実感しました……。

筋力強化にも効果的? 重量感たっぷりのライフル型

 次はライフルタイプにチャレンジ。先ほどのハンドガンからいっきにサイズアップし、重さもズッシリ。ビジュアルも本格的な銃なだけに、上手く扱えるのかちょっと怖くなったのですが、レクチャーされたとおりに撃ってみると、あれ……けっこう楽しい!! まさに映画のワンシーンに出てきそうなポーズで、ヒーローになった気分です。

 ダットサイト(照準器)の中を覗くと見える赤い点が、狙いを定めるためのガイドの役割をしてくれます。赤い点を標的に合わせて撃つことに慣れれば、思ったところに弾が当たるように。狙いを定めるときにはかなりの集中力を使います。雑念が頭の中から一瞬にして消える感覚です。

 ライフルタイプは重いので、銃を身体でしっかりと支え、踏ん張らないとコントロールできません。かなり腹筋、背筋が鍛えられそう。腕の筋肉も相当使います。もしかするとシューティングって、続けることでけっこう身体が引き締まるのでは!? と本気で思いました。

こんな撃ち方も! 敵がいる緊迫したシーンを想定したシューティング

 次に、伏射(プローン)という撃ち方を体験。自衛隊でも実践しているそうです。銃の先に脚を取り付けて安定させるので、ぶれを感じることなくスムーズに撃てました。サバゲーの時にこの撃ち方で活躍できたらカッコいいですね!

 ここでも電子ターゲットを使ったシューティングゲームにチャレンジ。こちらはかなり高得点を叩き出すことができ、記念撮影もしてもらいました! 初心者でもコツを掴んで集中すれば、高得点を狙えます。ハンドガンからここまでの短い時間に、メンタルも鍛えられたかも!


いざ、スポーツシューティングを体験!

 さまざまな銃で撃ち方を習得して、最後はいよいよスポーツシューティングにチャレンジ! 今回体験したのは、「スティールチャレンジ」と呼ばれる、いかに速く5つの的すべてに弾を当てるかを競うタイム競技です。スポーツというだけあってさまざまなルールがあり、レクチャーを受けながら射撃してみます。

 最初は的に向けて正確に撃つことだけで精一杯で、タイムも10秒以上かかっていたのですが、何回も練習を繰り返した結果、徐々にタイムが縮み、最終的には5秒台の記録が! ベテランの方だと、2秒ほどで撃てるとのこと。2秒で撃ち終えるって、どれだけのスピード感なんだろう。ベテランさんのテクニックを実際に見てみたいなー。

 今回は初心者なので、決められた場所から射撃するシューティング競技を体験させてもらいましたが、ゲーム感覚で移動したり、バリケードに隠れたりしながら撃つ競技も体験できるそうです。サバイバルな緊迫感に包まれながら行なうスポーツシューティングは、スリルがあって楽しめること間違いなし!

「最初はただ単にストレス発散が目的で通い始めたのが、いつの間にかすっかりスポーツシューティングの魅力にはまって大会に出場するまでになった方もたくさんいますよ」と、川原さん。同じ目標を持つ仲間ができれば、さらに楽しく長く続けることができそうですね。みなさんもぜひ一度、シューティングの楽しさを体験してみてください。

<Text:こいけおとふみ(オフィス・サウス)/Edit:アート・サプライ(丸山美紀)>