“陰キャ表明”は「リスク回避」の心理から。陽キャ認定されると「こんなデメリット」も (1/3)
第一生命グループの第一スマート少額短期保険株式会社調べによると、Z世代の約7割が“自称陰キャ”だという調査が出ています。なぜ陰キャを自称するのか。その心理と、陽キャ認定されることによるデメリットとは。
Z世代の約7割が“陰キャ”を自称している
『自認する性格と、他人から見た性格』について伺ったところ、69.2%が自称する性格を「陰キャ」と回答。
陰キャを自称する人のうち、他人からは陽キャと見られているが陰キャを自称する層(=ファッション陰キャ層)が10.8%ほど存在することも明らかになりました。
さらに全体の半数に迫る49.0%が「自身を陽キャと明言することはリスク」と回答しています。
他人からの”安易な陽キャ認定”はリスクである
Z世代は他人からの”安易な陽キャ認定”にリスクを感じており、『陰キャを自称することで回避できるリスク』を伺ったところ、以下の回答が上位となりました。
「幹事やリーダー役をやらされる(仕事:22.8%/
プライベート:15.6%)」 「飲み会に誘われる(仕事:18.8%/プライベート:12.6%)」
ほか、以下の理由も。
「期待をされすぎてプレッシャーを感じる(仕事:30.6%/プライベート:16.0%)」
「無理に社交的な行動を求められる(仕事:21.6%/プライベート:18.2%)」
「交流がふえることでプライベートな時間や空間が侵害される(仕事:19.6%/プライベート:18.6%)」
自身の性格を周囲の評価以上に陰キャとする“ファッション陰キャ”層の存在など、全体的に陰キャでいることを好む傾向にあることが伺えました。
陰キャ認定によるデメリットはもちろんある
一方で、陰キャと判断されることにもネガティブな意見はあります。
『陰キャであることで損をすること』を伺ったところ、「人脈が広がりにくい(30.0%)」「コミュニケーション能力が低く見られる(26.8%)」「社交的な場に誘われづらい(21.4%)」などの懸念を感じていることも分かりました。
自称陽キャ/陰キャでは、友人との接点に差がない一方、職場の交流人数は3倍もの開きが発生。各種SNSでのフォロワー数や利用状況においても、陰キャの方が少ない傾向に。
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