2018年12月25日

スキー&スノボーの楽しみアップ。カシオ新型スマートウォッチ「PRO TREK Smart WSD-F30」×アプリ「Ski Tracks」を使ってみた (1/3)

 カシオ計算機から、スキーやスノーボードなどウィンタースポーツをより楽しくさせてくれるスマートウォッチが登場します。アウトドアシーンで役立つ5気圧防水性能を備え、MIL規格にも準拠している「PRO TREK Smart(プロトレックスマート)WSD-F30」です。発売時期は2019年1月18日で、価格は税抜6万1,000円。

 このスマートウォッチを念頭に開発・改良が重ねられた専用アプリ「Ski Tracks」(英CoreCoders製)では、滑ったゲレンデの斜度、高度、滑走距離や滑走数、最高速度まで分かり、またMAP上に滑走の軌跡も表示できるというから驚きです。

 一体、どんな使い勝手なのでしょうか? MELOS取材班は早速、雪山のゲレンデで試してきました。

新型スマートウォッチ「WSD-F30」の概要をチェック

 まずはWSD-F30の基本性能と仕様から紹介しましょう。Wear OS by Google搭載により、Gmail、Google音声検索、Google Maps、Google Fit、天気予報などが活用できます。スマートフォンを取り出すことなく、電話やLINEの着信も確認が可能。GPSを内蔵しているので、オフラインでカラー地図が使えるのもメリットになっています。

▲Wear OS by Googleを搭載したWSD-F30。GPS内蔵により、オフラインでカラー地図が使える

 「スマートウォッチは充電がもつか心配」という人もいるでしょう。WSD-F30には通常はモノクロ表示、ボタンを押すとカラー表示できる「エクステンドモード」が搭載されており、GPSを使いつつも1回の充電で最大3日間も使用できます。機能をフル活用する通常モードでは、バッテリーライフは1.5日。逆にモノクロ表示のみで「カラー表示」「GPS」「Bluetooth / Wi-Fi」を停止した「マルチタイムピースモード」なら1か月の連続使用が可能です。

▲最大3日間もつエクステンドモードならGPSも利用可。ディスプレイは1.2型。カラー画面は有機EL(390×390ドット)で、文字も見やすい印象

 5気圧の防水性能、MIL-STD-810G準拠の耐環境性能に対応。圧力(気圧/高度)センサー、加速度センサー、ジャイロセンサー、方位(磁気)センサーなどを搭載しています。サイズは53.8(W)×60.5(H)×14.9(D)mmで、重量は約83g。カラバリはブルー、オレンジ、ブラックの3色展開です。洗練されたデザインのため、カジュアルな格好にはもちろん、個人的にはフォーマルな服装にも似合うように感じました。

▲端末の左側面には、充電端子のみを搭載。操作ボタンは右側面に集中させています

▲端末の右側面には3つの操作ボタン。特定のアプリを1発で呼び出せるよう、任意にカスタマイズすることも可能です

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