2019年5月30日
1万円で回れる!? 知っておきたいゴルフのお金事情を調べてみた (1/3)
「けっこうお金がかかるよね」。ゴルフにネガティブな印象を抱いている人がそろって口にする言葉です。確かにそういう時代もありました。でも近年ゴルフを取り巻く環境はずいぶん変わりました。プレー費は下落傾向にあり、今では1万円でお釣りがくることも珍しくありません。
一般の人も手軽にラウンドできる水準といえるのではないでしょうか。現在のゴルフにまつわるお金事情をみていきましょう。
ゴルフ場の利用料金は大きく2種類存在する
ゴルフ場を運営するゴルフクラブは、「メンバーシップコース」と「パブリックコース」の2つに大別できます。前者は、各ゴルフクラブが発行する会員権を有する会員が中心のコース。後者は、会員を持たず、誰もがプレーできるコースです。
日本のゴルフは、長らく前者が中心となって発展してきました。バブル期前後、会員権は投機的に扱われるほどに高くなり、プレー費も高騰しました。しかしバブルがはじけて状況は一変します。多くのゴルフ場が倒産し、それまでのやり方を変える必要がでてきたのです。
多くのゴルフ場は、プレー費を安くしてより多くのビジター客を呼び込むという方向に舵を切り、結果ビジターのプレー費が下がりました。このことでゴルフが誰もが気軽に楽しめるスポーツに変わっていったのです。