年齢は記号以下。今年で50歳を迎える彼女はアスリートのようだった│連載「甘糟りり子のカサノバ日記」#25 (1/2)
アラフォーでランニングを始めてフルマラソン完走の経験を持ち、ゴルフ、テニス、ヨガ、筋トレまで嗜む、大のスポーツ好きにして“雑食系”を自負する作家の甘糟りり子さんによる本連載。
先日行われたグラミー賞の授賞式。そこに登場したジェニファー・ロペスは、まるでアスリートのようでした。彼女の圧巻パフォーマンスから感じたこととは。
女性が躍動したグラミー賞を観て
テニスのグランドスラムの中継のために加入したWOWOWですが、そのおかげで、毎年、グラミー賞の授賞式も必ず見るようになったのです(アカデミー賞もね)。今年も、2月11日(日本時間)はテレビの前であーだこーだ独り言を言いながら、楽しみました。
オープニング・アクトのカミラ・カベロの「ハバナ」が終わった後に登場した司会のアリシア・キーズに呼び込まれ、ジェニファー・ロペスやレディ・ガガ、ジェイダ・ピンケット・スミス(ウィル・スミスのパートナー)、そして、ミッシェル・オバマが登場。もちろん会場は盛り上がりました。今年は、おおいに「女性」にフュチャーされた式でした。
▲左から、レディ・ガガ、ジェイダ・ピンケット・スミス、アリシア・キーズ、ミッシェル・オバマ、ジェニファー・ロペス
それにしても、ステージに上がるのって、ほとんどスポーツ。と改めて思いました。カミラ・カベロもカーディ・Bも、歌いながらハイヒールで踊りまくって、すごかった。あの人たちの足首はどうなっているんでしょうか&どれだけ強い体幹を持っているんでしょうか。
中でも、圧倒されたのはジェニファー・ロペス。今年で60周年というモータウン・レコードのメドレーで登場しました。世代的にモータウン発のディスコミュージックには慣れ親しんでいるので、これは楽しかったです。ジェニファー・ロペスは意外な人選だという声もあったようですが、そんな声も吹っ飛ばしたんじゃないかなあ。
歌がどうとかダンスがどうとかじゃなくて、彼女の存在感含めてのパフォーマンスが超迫力ありました。
▲ジェニファー・ロペス