道具いらずでサクッと行ける。「個人フットサル」の魅力と、東京都内でおすすめの施設

　民間フットサル施設で開催されている「個人フットサル」、通称「個サル」。個人フットサルとは、その日コートに集まった者同士でチーム分けをしてフットサルの試合をするプログラム。時間は大抵1.5～2時間。人数は10～20名ほどで、1本約8分前後の試合を、休憩を挟みながら行っていきます。 

　土日の昼間や平日夜の開催が多いですが、中には平日お昼の個サルを用意しているコートもあります。その人気は高く、現在ではほとんどのフットサルコートで開催されるほど定着しています。都心でも、デパートの屋上コートなどで、仕事帰りに汗を流すサラリーマンの姿などがよく見られます。 また、働く女性、学生など、参加者層も広がっています。

フットサルの魅力とは

手軽さが最大のポイント

　サッカー未経験の方がいきなり参加するのはハードルが高い気もしますが、心配はいりません。「超初心者限定個サル」「女性限定個サル」と銘打ったプログラムも多くの施設で用意されており、技術に自信が無くても大丈夫。自分に合ったレベルでプレーを楽しむことができます。

　また、フットサルのコートは最大でも20m×40mとサッカーの約9分の1以下の広さしかないので、広大なフィールドを走り切る自信が無い方にも安心です。トップレベルのフットサルはバスケットボールのように攻守が目まぐるしく入れ替わる過酷な競技なのですが、当然ながら個サルではそこまでのスピード感はありません。休憩も挟みながら、自分のペースで楽しむことができます。

　「初めからいきなり試合はちょっと……」という方は、基礎の基礎から指導してもらえるフットサルクリニックを行っている施設も多いので、初回は練習がてらそちらに参加してみるのも手です。インサイドキックやトラップ、ドリブルといった、サッカー・フットサルで必須のスキルを教わることができます。

道具などを買いそろえなくていい

　フットサルのいいところをもうひとつ。それは、最初に買い揃えなければならないアイテムが少ないこと。服は動きやすいウェアであれば何でもOKなので、専用シューズを1足用意すれば始められます。また、シューズに関しては多くの施設でレンタルシューズも用意されていますから、ほぼ手ぶらで参加することも可能です。

　筆者の周りにも、「週に一度、ダイエットも兼ねて仕事帰りにサクッと蹴って帰る」なんて人がけっこういます。日本ではここ15年ほどでフットサルコートがかなり増え、今や最も手軽に始められる球技のひとつと言えるのではないでしょうか。

個サル利用におすすめの施設

　最後に、個サルを利用するのにおすすめの施設をいくつか紹介します。

◆銀座deフットサル勝どきスタジアム

　都営大江戸線・勝どき駅から徒歩5分という好立地が魅力のコート。ほぼ毎日個サルが開催されています。屋根つきなので雨の日でも濡れずにプレーすることができます。また、新宿や神楽坂、多摩、川崎などさまざまなエリアにスタジアムをもっています。

・公式サイト　https://www.ginza-de-futsal.com/theginza/

◆フロンタウンさぎぬま

　Jリーグの川崎フロンターレが経営するフットサルコート。Fリーガーによるフットサルクリニック、男女MIXフットサルクリニック、男性限定個サルなど、さまざまなクラスが用意されていますが、男性限定、女性限定などのクラスがあるのも特徴です。初心者の女性でも安心して参加することができます。

・公式サイト　http://www.frontown.com/

◆レストフットサルシティ戸田

　こちらのコートの特徴は、何といっても参加費が安いこと。平日昼間なら500円で参加できる「ワンコイン個サル」も開催されていますし、夜も「リーズナブル個人参加」という1,000円のクラスが用意されています。室内なので雨天時も安心です。

・公式サイト　http://www.restefutsalcitytoda.jp/

＜Text：福田悠＞