2018年5月28日

E-BIKEで伊豆めぐり!「サイクリングの聖地」を目指す新プロジェクトが始動 (2/2)

 ちなみに電動アシストの走行モードは、強度に応じて「+ECO」「ECO」「STANDARD」「HIGH」の4段階。これはメーカーにより異なりますが、通常のギアを合わせ最適なモードを選択すれば、より快適性が増します。なお、充電残量や走行距離、カロリー、速度なども、ハンドルに取り付けられたモニターで確認できました。

 折返しの目的地である「酪農王国オラッチェ」に到着。バイクラックが屋外にあり、店内では買い物や食事ができます。今回のコースでは坂道を含めた約10km。休憩を入れるにはほどよい距離でした。

 施設利用と承諾書、アンケート回答を行えば、受付でバッテリーを充電してもらえます。これなら、充電方法が分からない初心者でも安心。ちなみにここまでの走行を終え、みなさんバッテリー残量は15%ほど減っていたようです。

 なお、アンケートは個人情報を含まず、2回目からは簡易的なものになるとのこと。QRコードをスマホで読み取って行うもので、各充電拠点で配布されています。

 試乗に参加された方も、自転車の経験値はさまざま。しかし誰もが、周囲の自然、そしてE-BIKEの快適さを楽しみながら、笑顔でサイクリングしていました。気温が高く約20kmも走れば汗だくでしたが、疲労度はそれほど高くありません。年齢・性別を問わずサイクリングを楽しめる。これこそ、E-BIKEが持つ最大の魅力なのでしょう。

 年齢を重ねて筋力・体力が衰えてきても、これまでと同じようにサイクリングが楽しめる。あるいはサイクリストが、自分はロードバイク、自転車の経験がない家族や友人、恋人にはE-BIKEに乗ってもらい、一緒にサイクリングを満喫する。実際にE-BIKEへ試乗する中で、そんなイメージが浮かんできました。

 伊豆半島は、首都圏からのアクセスや周囲の自然環境など、まさにサイクリングに最適かつ贅沢なロケーションです。拠点となっている道の駅「伊豆ゲートウェイ函南」には飲食店や土産店などもありますので、観光がてら、ぜひE-BIKEとサイクリングを楽しみに訪れてみてください。

[筆者プロフィール]
三河賢文(みかわ・まさふみ)
“走る”フリーライターとして、スポーツ分野を中心とした取材・執筆・編集を実施。自身もマラソンやトライアスロン競技に取り組むほか、学生時代の競技経験を活かし、中学校の陸上部で技術指導も担う。またトレーニングサービス『WILD MOVE』を主宰し、子ども向けの運動教室、ランナー向けのパーソナルトレーニングなども行っている。3児の子持ち。ナレッジ・リンクス(株)代表。
【HP】http://www.run-writer.com

<Text & Photo:三河賢文>

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