2018年6月6日

【フレスコボール】ブラジル生まれのビーチスポーツ。歴史・ルール・体験スポットを紹介|一度やってみたい!珍しい海外スポーツ #6

 国内ではあまり競技人口の多くない海外スポーツを取り上げ、その特徴やおもしろさをご紹介する本連載。今回は、ブラジルのリオデジャネイロで生まれたビーチスポーツ「フレスコボール」です。一体どのようなスポーツなのか。また、国内でプレイする環境はあるのかなど、詳しくご紹介しましょう。

パートナーと協力してラリーを続けるラケット競技

 フレスコボールは1945年、ブラジル・リオデジャネイロのコパカバーナビーチで考案されたビーチスポーツです。他のラケット競技とは異なる最大の特徴は、どれだけ“ラリーを続けるか”を2人1組で協力し合うこと。そのため、いかに相手が打ちやすいと思える場所に打ち返せるかが重要となり、“思いやりのスポーツ”とも呼ばれています。

 現在ではブラジルを中心に、メキシコやベネズエラなどの中南米、スペイン、イタリアといったヨーロッパなど世界規模で普及。日本でも、2013年に「日本フレスコボール協会」が設立されました。同協会では、かつてテレビ番組『あいのり』に出演し、自身もフレスコボール強化指定選手である五十嵐恭雄さんが協会アンバサダーを務めています。

競技ルールはとてもシンプル!

 フレスコボールに必要なのは2枚のラケットと専用のゴム製ボール、そしてパートナーの存在のみ。競い合う激しいスポーツではないため、子どもから年配の方まで楽しむことが可能です。競技のルールは採点方式が採用され、ペアでラリーの回数やテクニックを披露し、審判によって加点が与えられます。

<基本ルール>

1.制限時間は5分
試合時間は5分間。任意で1分間の休憩時間を取ることも可能。

2.ペア同士の距離は7m~
選手と選手の距離は最低7m。大会やシーンによって変わる。

3.審判による加点
大会ごとにラリー回数やテクニックなどの評価基準が設定され、審判の加点がある。

 基本テクニックには「フォアハンド」「バックハンド」「フックショット」「ダストショット」の4つがあり、その場の状況に応じて使い分けます。フォアハンドとバックハンドについては卓球やテニスでもおなじみですが、ラケットの表面を相手に向けて打つのがフォア、裏側を相手に向けて打つのがバックです。

 フックハンドとは、頭上にきたボールを叩きつけるように打つ打法。強い打球となるので、それを打ち返せるだけのテクニックが必要でしょう。逆にダストショットとは、低い位置に返されたボールをすくい上げるように打つ打法です。

国内のフレスコボール体験スポット

 一般社団法人日本フレスコボール協会の公式サイトに掲載されている国内の体験スポットについて、ここでもご紹介しておきます。

●TAKA FIELD (タカフィールド/神奈川県横浜市)

 現ビーチサッカー日本代表エースストライカー後藤崇介さんが代表をつとめる、観客席つきビーチコート&人工芝コートのある総合スポーツ施設。ラケットとボールの貸し出しあり。

・公式サイト http://takafield.com/

●フレスコボールオダイバ(東京都内)

 お台場海浜公園を中心に活動をしているフレスコボールクラブ。不定期で体験会や練習会を実施しています。

・公式サイト https://www.facebook.com/FrescoballOdaiba

●オールサムズビーチスポーツパーク(千葉県船橋市)

 人工ビーチコートで1年中ビーチスポーツが楽しめる、数少ないスポーツ施設。ラケットとボールの貸し出しあり。

・公式サイト http://allthumbsbsp.com/

●シェアハウスのまど間(鳥取県西伯郡)

 「城から始めよう」がコンセプトのお城つきシェアハウスで、お城は共同オフィスとして営業中。ラケットとボールの貸し出しあり。

・公式サイト http://nomadoma-daisen.com/

●三浦海岸の海の家 夏小屋(神奈川県三浦市)

 夏小屋では7月1日〜8月31日まで、期間限定でフレスコボール体験コートを設置。ラケットとボールは無料で貸出し。

・公式サイト http://www.natsugoya.com/2018/

 日本は島国のため、全国各地に海岸が存在します。ビーチスポーツといえば「ビーチバレー」や「ビーチサッカー」が有名ですが、今後は「フレスコボール」が日本で主流になっていくかもしれません。なお、競技に必要な道具は協会公式ストアから購入することができます。ラケットとボールさえあれば楽しめるスポーツなので、ぜひ友達を誘って始めてみてはいかがでしょうか。

・参考サイト
一般社団法人日本フレスコボール協会
日本フレスコボール協会 公式ストア

<Text:松永貴允/Photo:Getty Images>