2018年10月10日

5.7Kの360度アクションカメラ「Insta360 ONE X」登場。専用の防水ケース利用で水深30mまでOK

 流行の360度カメラに、注目の新製品が登場しました。

 Insta360は10月10日、5.7K画質での360度撮影に加え、映画風のスローモーション撮影も可能なアクションカメラ「Insta360 ONE X」を新たに発表しています。

美しい映像を簡単に。充実スペックが魅力

 カメラがあまり得意でない方でも、簡単にプロ顔負けのダイナミックな映像が撮影できることで人気のアクションカメラですが、その性能は年々、さらに進化を続けています。

 今回発表された「Insta360 ONE X」は、同クラス製品の中でもトップクラスの5.7K(30FPS)画質を実現。特に、動的シーンの撮影では、50FPS(4K)および100FPS(3K)の撮影モードを選択でき、激しい動きも滑らかに再生できるほか、映画のようなスローモーションをかけることも可能です。

 また、撮影環境に合わせて、撮影モードはHDR写真、タイムラプス、ハイパーラプス、インターバル撮影、タイマー撮影機能など豊富に用意。もちろん、ISO感度、EV値、ホワイトバランス、シャッター速度などのカメラ設定を手動調整することもできます。さらに、アクションカメラを使用する際に気になるのが手ブレですが、同製品ではジンバルなしでも、ジンバル級の手ぶれ補正を実現。

 ヘルメットや自撮り棒、ボート、どこに取り付けても、プロ級の手ブレ補正がかなう仕様になっています。

時間や画角の編集機能も多彩

 「Insta360 ONE X」は、360度カメラ。したがって、カメラを撮影したいものに向けなくても、周囲のものをすべて撮影してくれるという魅力があります。

 このメリットをさらなる高みに導くのが、充実の編集機能。同製品での撮影後「ONE Xアプリ」だけで簡単にさまざまな編集が可能です。たとえば、一番いいシーンをいろいろな角度から選んだり、映画風カメラワークをかけてみたり……。また、撮影した映像の好きなところを好きな再生速度にできる編集機能も搭載されているので、映像の一部をスローモーションから高速早送りなど、特殊な作業がアプリ1つで用意に実現できます。

 さらにおもしろいのが、まるでドローンで撮影したかのような映像が撮影できる点や、空中に放り投げて撮影できることです。まず、同製品を自撮り棒につけて撮影すると、映像では自撮り棒が自動的に消され、まるで空中に浮いて、周囲を撮影しているかのような映像が撮影できます。

 また、「ドリフトダーツ」という専用キットを取り付ければ、空中に投げて映像を撮影することができます。こうして撮影した映像は、Wi-Fi接続によって簡単にシェアすることも可能。友人たちと、素晴らしい瞬間を容易に共有できます。

 アクションカメラは水濡れに対する耐性も気になるところ。同製品には、水上スポーツ専用に設計された防水ケース、水深30メートルまで利用が可能な潜水ケースの2種類が展開されますので、このあたりも抜かりありません。

 充実スペックに数多の編集機能を持ち合わせた「Insta360 ONE X」。気になるお値段は52,300円となっています。販売はInsta360公式サイトにて、10月17日より予約販売が開始されます。

<Text:辻村>