2018年12月5日

360度動画は想像以上に楽しい!アクティビティやレジャーで大活躍するワケ (1/3)

 アクティビティを撮影するための、カメラ選びにお悩みではありませんか。1人で、あるいは家族や友人らと楽しく過ごした時間を後から振り返るために、動画撮影は最良の手段です。とはいえ、動画といえど、いまやスマホで十分という方も多いでしょうか?

 今回は10月に発売された全天球(360度)アクションカメラ「Insta360 ONE X」をレビュー。実は、スマホとは一味違う動画が撮影できる、けっこうおもしろいカメラでした。実際にアウトドアシーンやスポーツシーンでの使い勝手を紹介していきましょう。

どんなカメラ? 操作方法は?

 Insta360 ONE Xは、5.7Kの超高画質で撮影できる全天球(360度)アクションカメラ。カメラの回りで起こったこと、すべてを映像に残しておけるのが魅力です。平べったいデバイスに半球レンズが2つ付いているユニークなデザインで、操作できるボタンは2つしかありません。だから誰でも簡単に操作できます。原稿執筆時点、公式ホームページでの販売価格は税込52,300円。

▲ネックストラップが付いた保護カバーが同梱される

▲端末の重さは約115gと軽量。底面にはカメラの三脚ネジ(1/4インチサイズ)を備える

 撮影テクニックも必要ありません。撮影開始のボタンを押したら、あとは放っておくだけ。アクティビティに集中できるでしょう。そのぶん、撮影後にスマホの専用アプリ「Insta360 ONE X」で編集できることがたくさんあります。映像アングルの操作、再生速度の変更、BGMの選択、フィルタ効果の付加、映像のトリミングなど、このアプリひとつで完結します。

▲スマホの専用アプリ「Insta360 ONE X」の利用イメージ。チュートリアルでは、動画編集の方法も学ぶことができます。ところどころ日本語が怪しいのはご愛嬌

 アプリで簡単に動画編集できるのもInsta360 ONE Xの特長。画面をタッチして「Pivot Point」を打ったところが映像の中心に据えられます。カメラワークを後から変更できるので「その場面は映ってなかった」なんてこともなくなるでしょう。このほか、遊び回る子どもやペットを撮影したときは「SmartTrack」を選べばカメラが追い続ける映像になります。また「View Finder」を選ぶことで、まるで小惑星を歩いているような動画だって作成できます。

▲編集中の画面。映像の中心にもってきたいところをタッチしてPivot Point(黄色い丸)を打っていきます

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