360度動画は想像以上に楽しい!アクティビティやレジャーで大活躍するワケ (3/3)
おもしろい映像が撮りたいときに!
さて、Insta360 ONE Xならではの撮影技法「バレットタイム」も紹介しましょう。単体価格にして税込2000円の「Insta360 ONE / ONE X専用の自撮り棒」を使って、カメラをグルグルと回転させて撮影する方法です。これで果たして、どんな絵が撮影できるというのでしょうか?最後の動画をご覧ください。
▲バレットタイムで撮るときに用いるInsta360 ONE / ONE X専用の自撮り棒
ここまでは、スマホのアプリでスイスイと編集作業できるメリットを中心にお伝えしてきました。それでは、気になった点も挙げていきましょう。なにぶん映像のデータ容量が大きいのが難点。筆者の場合、動画を4本ほど取り込んだところでスマホのストレージに空きがなくなりました(この後、スマホ内の不要なファイルを削除する作業に追われることに)。つまり、たくさん撮影する人にとっては、スマホアプリを使うことがデメリットにもなり得ます。公式情報によれば、5.7Kの動画1分あたりのデータ容量は約800MBとのことでした。
またAndroidスマホをお使いの場合、手持ちの機種が使用条件を満たしているか、ホームページで確認が必要です。重要なのはUSBホスト機能(OTG)に対応しているかどうか。対応していればInsta360 ONE Xからスマホに、動画ファイルを有線ケーブルで高速転送できるようになります。
▲Insta360 ONE Xと、iOS / Android / PCを接続するためのケーブルが同梱される
どのくらい長く撮れるのか、気になる方もいるでしょう。Insta360 ONE Xのバッテリー容量は1200mAhで、5.7K(30FPS)または4K(50FPS)で動画を撮影した場合、連続撮影時間は約60分。また、最大128GBのmicro SDXCに対応しています。アクティビティに出かける際は、予備のバッテリーやmicro SDカードを準備しておきたいところです。
▲自撮り棒を伸ばして撮影中の筆者の影
画質の良さ、手ブレの少なさ、撮影の手軽さ、荷物にならないこと、などアクションカメラに求められる条件をほぼ網羅したInsta360 ONE X。これが1台あれば、アクティビティの楽しさが何倍にも広がりそうです。
・公式サイト
https://hacosco.com/insta360-one-x/
<Text & Photo:近藤謙太郎>