2018年12月25日

スキー&スノボーの楽しみアップ。カシオ新型スマートウォッチ「PRO TREK Smart WSD-F30」×アプリ「Ski Tracks」を使ってみた (2/3)

何ができるの? スキー場でいろいろ試してみた!

 WSD-F30×Ski Tracksの使用感を確かめるため、たんばらスキーパーク(群馬県沼田市)を訪れました。WSD-F30とスマホを連携して使える状態にしたら、いざ雪山へ。ゲレンデでは「どうやって使うんだろう」なんて心配は一切ありません。ウォッチでアプリを立ち上げて「開始」をタップしたら、後は自由に滑るだけ。時計側でユーザーの状態を「リフトで上昇中」なのか「スキーで滑降中」なのか判断して、適宜、データを計測してくれる設計です。

▲世界最大のウインタースポーツアプリSki Tracksと、WSD-F30のコンビ。得られる情報に期待大です

 リフトを降りて、いざ1本目を滑り始めました。まずまずの天候に恵まれたこの日、コースは見晴らしが良く、雪質は柔らかめ。スノーボードの若者たちを避けながら、久しぶりのスキー滑走を楽しみます。途中、かなり傾斜が急な場所がありました。また、フィニッシュ地点の手前はなだらかなため、スピードが出せそうです。ゲレンデの様子を見ながら一気に滑り降りると、早速、スマホのアプリで確認してみました。

▲スキー日和ながら、平日のため人もまばら。滑りやすいゲレンデでした

 データによれば、いま滑ってきたゲレンデの斜度は17度、高度は1592m、滑走距離は1.6キロ、最高速度は時速42.6キロ、平均速度は時速7.4キロ。自分のスキーがこんなにも簡単にデータ化できてしまったことに感動を覚えます。なお、安全な滑りを推奨するカシオ計算機とCoreCodersでは、滑走途中にはデータを参照できない仕様にしました。滑り終えてからでないと、記録が更新されないのです。麓で実際にログを目にすると「次は、もっと良い滑りにしよう」という意欲が湧いてきました。再びリフトへ。

▲スマホでSki Tracksアプリをチェック。滑走の記録は1本1本、後から確認できます

 ここで話は少し横道に反れますが、筆者はこれまでテレビ中継でプロスキーヤーの滑りを見ることはあっても、なかなか凄さを実感できずにいました。アルペンスキーの競技種目であるダウンヒル(滑降)では、時速90キロ~140キロにもなるそうですが、どれだけ速いのか想像がつかなかったのです。しかし今回、実際に自分の滑りを記録してみて、トップアスリートの超人的な技術が理解できました(なお蛇足ながら、一般スキーヤーのいるゲレンデで、最高速度を競うような危険な滑りは厳禁。この日も、節度を守りながら楽しみました、念のため)。

▲WSD-F30の画面をキャプチャしたもの。LINE、方位磁針、マップ、天気予報なども利用できる

 するとここで、WSD-F30にLINEグループの通知が届きます。一緒に来ている仲間から「そろそろ昼食にしよう」という誘いです。WSD-F30にはマイクが内蔵されており、音声入力に対応しています。そこで「返信」をタップして「了解」と話しかけることで返信完了。スマホを取り出せないときに、時計だけでやりとりできるのは非常に便利ですね。

 このあと筆者が麓のロッジで興味津々で見つめていたのは、スマホのSki Tracksアプリに用意されていた、自分の滑降をアニメーション化した動画でした。何処をどんな風に滑ったのか、こうして見返せるのが何ともユニークです。

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