スキー＆スノボーの楽しみアップ。カシオ新型スマートウォッチ「PRO TREK Smart WSD-F30」×アプリ「Ski Tracks」を使ってみた (3/3)

アップデートでスタンドアローンでできる機能も増加へ

　午後は、スキーウェアの上から装着できるロングクロスバンド「WSA-BX1」に付け替えて滑りました。オプション品として、WSD-F30と同日の2019年1月18日に発売が予定されています。

▲ロングクロスバンド、WSA-BX1に付け替え。オプション品として販売される予定

　これまで、スキーに来ては「ああ楽しかった」で終わっていた筆者ですが、ここまで詳細なログが取得できるなら、いろんなことを調べてみたくなります。そのスキー場で、イチバン傾斜が急なのは何処？　その角度は？　他県のゲレンデと比較してもおもしろいでしょう。自分はこれまで、そこで何本滑った？　最高速度はいつ記録した？　時速は何キロだった？　表計算ソフトにまとめていけば、「今シーズンは新記録を狙うぞ」なんて具合に、スキーをしに行くモチベーションも上がりそうです。スキー・スノーボードに『記録をつける』という、これまで発想すらしなかった楽しみに気付かせてくれる――。WSD-F30×Ski Tracksは、そんな素敵な組み合わせでした。

▲その後の筆者のログ。最高速度は時速50.9キロを記録

　ちなみに来年のWSD-F30の発売時期には、ソフトウェアのアップデートにより、時計がスタンドアローンで行える機能も増えるとのこと。カシオ計算機とCoreCoders社の間で、ハードとソフトがお互いに影響しあう、好循環が生まれている背景がうかがえます。

＜Text & Photo：近藤謙太郎＞