GoProがユーザー参加型の大規模キャンプイベントを長野県・白馬で開催したので行ってきた!【現地レポ(前編)】
スポーツやアウトドアなどのアクティビティで活躍してくれるアクションカメラ「GoPro HERO」シリーズのユーザーが集う大規模なイベント「GoPro Camp 2017」が9月上旬、長野県・白馬山麓で開催されました。そこで今回の【前編】ではイベントの概要を紹介し、次回の【後編】ではGoProに初めて触った筆者がGoPro HERO5 BLACKでタイムラプス動画を撮影するまでをお届けしたいと思います。
▲GoPro Camp 2017が9月2日~3日に、白馬八方尾根スキー場で開催
「GoPro Camp」ってどんなイベント?
GoPro Camp 2017の会場となったのは、白馬八方尾根スキー場 咲花キャンプ場(長野県北安曇郡)です。参加者はMTB(マウンテンバイク)、ラフティング、フィッシング、Karma(小型ドローン)の飛行体験、御来光ツアーなどを通じてGoProによる撮影が思う存分楽しめるキャンプイベント。その他にも、GoProアンバサダーが解説する「初心者講座」「編集ソフトの使い方」「良い映像作品の作り方」なども随時実施されました。中にはアトラクションには参加せず、仲間とのテント生活の模様をGoProで撮影して過ごすグループもありました。
▲アトラクションの事前レクチャーを受ける参加者たちの姿。当日は総勢140名もの参加者が集まりました
キャンプの参加料は大人2,000円で、参加資格は各グループで最低一台のGoProを所持しているか、あるいは現地で行われるGoProの特価販売で購入を検討すれば良いというものでした。総勢140名もの参加者を集めた今回のGoPro Camp 2017。同社スタッフも「一般のお客さんを呼んで、ここまで大きなイベントを開催するのは初めて」と気合が入ります。さて、それではここで体験者の満足度が高かったラフティングの様子を紹介しましょう。
人気のラフティング、川に飛び込む姿も
夏のアトラクションとして人気が高いラフティングですが、急流をゴムボートで下るために危険も伴います。そこで参加者には、現地のインストラクターによる事前レクチャーが入念に行われました。またGoProのスタッフは「どんなマウントを使うと、どんな映像が撮れるか」を解説。それを受けて、参加者も「ユニークな映像を撮るにはどうしたら良いか」とアイデアをひねり出しているようでした。10m防水に対応したGoPro HERO5 BLACKとあり、各々、おもしろい動画が撮れたことでしょう。
▲GoPro HERO5 BLACKを装着する参加者たち。インストラクターから、ラフティングの危険性と対処法についての講習も
▲意気揚々と出発する参加者たち。水深が浅く流れも緩い安全な場所では、川に飛び込んでの撮影も
MTBほかのアトラクションも充実
GoPro Camp 2017の開催地に白馬が選ばれた理由について、同社スタッフは「スポーツマーケティングが白馬の方たちと縁が深かったこともありますが、一番の理由は、やはりさまざまなアクティビティが体験できる土地ということですね」と説明します。その言葉通り、近場のゲレンデではガラッと趣が異なるMTBの体験イベントが開催中でした。GoPro Camp 2017の参加者たちも、施設でMTBを借りてアトラクションに挑みました。
▲MTBのアトラクションに挑む参加者たち。ヘルメット、腕、リュック、サドル、脇の下の5箇所にGoPro HERO5 BLACKを装着して撮影に臨む猛者の姿もありました
このほか私たちのゲレンデでは、GoProを搭載できるドローン「Karma」による効果的な撮影テクニックがレクチャーされ、また著名なインフルエンサーを招いた講座なども開催。初日のアトラクションがすべて終わり、そろそろお腹も空いてきたなという頃には、ロッジのエントランス付近で豚の丸焼きの解体が開始。その美味しさに参加者の顔も自然とほころびます。
▲改正航空法の規制により飛ばす場所を選ぶKarmaですが、ゲレンデでは思う存分に空撮を楽しめたようです。著名なインフルエンサーを招いた講座も多くの人を集めていました
▲夕方には豚の丸焼きが振る舞われました
キャンプはユーザー同士の新たな交流の場に
個人で参加した方、2〜3人の知人と参加した方など、参加の形も人それぞれでしたが、初日の夕方にもなると、皆さんすっかり意気投合して会話も弾んでいます。それにしても、短時間でここまで仲良くなれるものでしょうか。
不思議に思った筆者は、豚の丸焼きを早々に食べ終えてから、参加者の方に話を聞いてみました。すると、ある20代の男性は「先にSNSで知り会っていました。実際に会って話をしたのは今日が初めてでしたが、すぐに仲良くなれました」と教えてくれました。
どうやらInstagramなどでフォローし合う仲だったようで、「なるほど」と思わず納得。先の男性は「GoProが共通の話題にもなるし、みんなひっかかるところは同じなので」とも話していました。ちなみに今回のキャンプ、主催者側にも「GoProユーザー同士の親睦を深める」という狙いがあった模様。その想いは達成されたようでした。
▲GoPro Camp 2017では、写真 / 動画コンテストも開催。キャンプ期間中に撮影した作品を期限内に投稿するのが条件で、優秀作品は表彰され、作成者に豪華商品が提供されました
20代の女性2人組にも話を聞きました。いわゆる“ガチのガジェット好き”からは遠いイメージの彼女たちがGoProを購入したきっかけは何だったのでしょうか。その理由は「デジカメと比較しても小さくて軽いし、おもしろそうだったので」という意外なものでした。筆者は「デジカメとアクションカメラは別のジャンルのため競合しない」と思い込んでいましたが、その先入観を覆された気分。いま時の若い女性は、コンデジを選ぶ感覚でアクションカメラを購入しているようです。
▲会場では、GoPro HERO5 BLACK、各種対応マウントなどの特価販売も行われていました
同社スタッフによると、「今年の反省点を活かして、来年も開催したい」と話していました。今回参加できなかった人は、来年に期待しましょう!
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さて次回【後編】では「GoPro初心者の筆者がタイムラプスに初挑戦!日の出の撮影は成功したのか?」をお届けする予定です。天候に恵まれ、絶好の撮影環境だった当日の早朝。果たして、どんな作品が撮れたのでしょうか。そちらも乞うご期待です。
▲GoPro初心者の筆者がタイムラプスに初挑戦してきました
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GoPro初心者の筆者が"日の出タイムラプス撮影"に挑戦!【現地レポ(後編)】 | 趣味×スポーツ『MELOS』
<Text & Photo:近藤謙太郎>