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榎本樹羅
2024年9月18日

陸上競技との出会い~挫折、大きなケガ、ドラマチックな県総体の話も|榎本樹羅の「陸上競技を人気スポーツにするぞ!」 (1/2)

皆さん、おはようございます! こんにちは! こんばんは!

榎本樹羅です。

今回は、私が陸上競技を始めたきっかけと、これまでの陸上競技生活での思い出(前編)について綴っていきたいと思います。ものすごく長くなりますがお付き合いください。

もしかして吹奏楽部だったかもしれない中学時代

私が初めて陸上競技に関わったのは、小学5年生の時に出場した市内大会でした。運動会のクラスリレーや地区対抗リレーに選出してもらうなど、元々走るのが得意ではありましたが、大会に出たことはなく、この市内大会が私にとっての陸上競技人生初の大会となりました。

初出場から2連覇の実績

走り幅跳びに出場し、記録は(私の記憶では)3m56でした。記念すべき初出場の大会で優勝することができ、とてもうれしかったのを覚えています!翌年にも同じ大会に出場し、3m91で2連覇することができました。

吹奏楽部と悩んだ末に陸上競技を選択

金管バンドに入っていた樹羅さん

そんな実績がありましたが、中学校で入部する部活は陸上競技部と決めていたわけではありませんでした。実は吹奏楽部に入りたい気持ちがありまして……。小学生のとき金管バンドに所属し、コンクールやイベントで演奏していました。音楽を聴くことも楽器を吹くことも好きで、この道を選択したい気持ちもありました。

でも楽器が高価なこと、練習量の多さなどを懸念して……陸上競技部を選択しました(笑)。陸上競技を選択したことに今でも一切の後悔はありませんが、楽器や音楽の楽しさを知っているからこそ、今でも時々楽器に触れたいなと思うことがあります。

そこで、知る人ぞ知る私の特技であるハンドフルートが誕生したのであります(いつかお見せしたい)。

中学陸上時代の「4つの思い出」を初告白

陸上競技を本格的に始めたきっかけとしてはザックリとこんな感じになります。中学生では大きく分けて4つの思い出があるので、ひとつずつ紹介していきますね。

ジュニアオリンピック出場を逃した、初めての挫折

1つ目の思い出は、私が陸上競技に本気になったきっかけのひとつである「ジュニアオリンピック出場を逃したこと」。出場条件は、期限内に標準記録を突破するか標準突破者がいない場合はジュニアオリンピック選考会にて1位になるかでした。

選考会当日、標準突破者がいなかったため1位になれば出場権が得られる可能性が大いにありました。私にとって初めての全国大会への挑戦だったため、かなり気合が入っていたのを覚えています。

選考会で優勝したけれど……

走幅跳に出場し予選は3位で通過。決勝5本目で4m74をマークし、トップに立ちました。競技終了までトップを維持し、その選考会は優勝で終えることができました。まだこの時点で出場は決定していませんでしたが、標準記録突破の期限内に5mを超える選手がいなければ出場が確定する予定でした。

優勝から期限までは1~2週間。いても立ってもいられないような気持ちだったのを覚えています。迎えた期限の日、他の競技会の結果を必死に検索していました。すると、私のライバルであった選手が5mを超える記録を出したことを知り、私のジュニアオリンピックへの挑戦が終了。

あの時は悔しい気持ちいっぱいで、とても泣きました。それと同時に、陸上競技の世界はそんなに甘くないんだと、生意気にも中学1年生ながらに感じました。でも、この悔しい経験があったからこそ今の私があるのだと思います。

樹羅さんの中学デビュー戦らしき動画

2年生で負った剥離骨折の大ケガ

2つ目は剥離骨折を起こしたこと。"中学2年生"という、競技者としてまだ体も心も成長していないなかで起きた大きなケガでした。このケガによって中学2年生シーズンは、ほとんどの試合に出られませんでした。部活動に行っても競技の練習ではなく、補強トレーニングしかできない毎日。

試合会場に行けば、どんどん強くなっていくライバルたちを目の当たりにし、悔しさを胸に日々を過ごしていました。

ケガが治り試合に出場できたのは2015年10月17日、偶然にも年の離れた妹が生まれた日。正確な記録は覚えていませんが、自己ベストかそれに近い記録で復帰できました。

地元の大きな大会で決勝進出

兵庫県で陸上競技をしていれば誰もが憧れる「リレーカーニバル」。3つ目は、この大会で決勝の舞台に立てたことです。準決勝からはテレビでも放映されるので、私は「絶対に決勝に残りたい」と意気込んでいました。予選、準決勝と駒を進め、ついに決勝へと進出。

私の中学校からは何十年ぶりかの決勝進出だったらしく、先生たちも喜んでくれたのが非常に嬉しかったです。何より3年間一緒に頑張ってきた仲間と共に、憧れの舞台に立てたのも一生の思い出となりました。

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