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2024年10月2日

初めてのインドで感じたヒンドゥー教の熱狂。|インド好きヨガ講師・本田雄介のヨガトーク

こんにちは! 本田雄介です。

ヨガインストラクターを目指してインドに渡った私。

前回の記事では、インドのイメージといえば「汚い」「怖い」「危険」といった"K"が並ぶのですが、最終的には「すべて"カオス(混沌)"の1Kでまとめるのが一番しっくりくる!」との結論に至りました。

なぜカオスなのか、私の体験や経験も含めていくつかご紹介します。

インド国民の約8割がヒンドゥー教徒

まずは、インドの大きな特徴である"宗教性"の面から見てみましょう!

矛盾をはらみながらも凄まじいエネルギーを持った宗教

インドの宗教といえば、ヒンドゥー教。インド国民の約8割がヒンドゥー教といわれます。ただしこのヒンドゥー教自体が——言葉を選ばずに言えば——他の宗教の良いところをパクったり吸収したり、各地方にもともと根付いていた神々をヒンドゥー神としてゴリ押ししているようなところがあります(笑)。

インド映画に出てきた架空の女神様を、他の神々同様に祀り上げてお寺まで建てていたり。有名なところでは、仏教の開祖ブッダ(お釈迦様)は、ヒンドゥー教のヴィシュヌ神という神様の化身とされていたりもします。

ヒンドゥー教のルーツと歴史自体が本当に複雑ですし、ヒンドゥー神話も滅茶苦茶なものが多いのです。ぜひ、ヒンドゥー神話も調べてみてください。スケールが大きくて思わず笑ってしまう話もたくさんありますよ。

混沌としていて矛盾もはらみながら、すべてを飲み込んで大きなうねりとしていく、凄まじいエネルギーを持った宗教です。

数十キロを歩く巡礼者に衝撃を受ける

私が滞在したインドの「プリ―」という町は大きな都市ではないものの、インド全国から巡礼者が訪れる有名な寺院がありました。

初めてインドに着いた日のこと。タクシーで空港から宿に向かう途中、オレンジ色の布をまとった人たちの列をいくつも見かけました。街灯も少ない寺院までの数十キロの夜道をひたすらに裸足で歩いているのです。日本でいえばお遍路巡りの感覚に近いでしょうか。その光景は大きなファーストインパクトとして残っています。

通勤ラッシュの埼京線にも負けない群衆密度のお祭り

そして年に一度行われる寺院のお祭りでは、通勤時間の埼京線にも負けない群衆密度となります。メガサイズの山車が映画のワンシーンのように大通りを進行してゆくのです。「ゴゴゴゴゴ……」という地響きが写真からでも聞こえてきそうですよね。

最近はどうかわかりませんが、かつてはその山車に轢かれて命を落とすことが解脱につながるとして、身を投げる人も続出していたようです……。

ヒンドゥー教の熱狂は続く

私たち日本人には理解しにくい価値観がありながらも、ヒンドゥー教の熱狂は今なお続きます。いかがでしょう、少し興味は湧いてきましたか? まだまだ次回もカオスなお話は続きます。

また読んでいただけると嬉しいです。NAMASTE(ナマステ)!

本田雄介(ホンダユウスケ)
YMCメディカルトレーナーズスクール所属/IHTA認定ヨガ講師

早稲田大学人間科学部スポーツ科学科卒業後、アパレル業界に就職。転職やキャリアアップ、プライベートでも様々な転機を経て、いつしか働き方や生き方を見つめ直すように。ヨガの持つ心身への包括的なアプローチと効果も知り、現場発信に携わりたいと思い立つ。体ガチガチのアラフォーヨガ初心者から、ヨガインストラクターを目指して、インドでRYT200〜RYT500コース修了。

現在はYMCメディカルトレーナーズスクールにて、ヨガ・ピラティスレッスンや、ヨガインストラクターの養成講座を受け持つ。

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<TEXT&PHOTO:本田雄介>