2018年4月5日

自己紹介&7人制ラグビーとは│新連載:寺田明日香の「ママ、ときどきアスリート〜for 2020〜」#0 (1/2)

みなさん、初めまして! 7人制ラグビー日本代表候補、寺田明日香と申します!

これから始まる定期連載、どうぞよろしくお願いします! 2020年東京オリンピックを目指すママアスリートとして、多くのことを読者の皆さんにお伝えできればと思い、私自身とてもワクワクしています。

さて、第1回目の連載スタート前のエピソード0(ゼロ)として、今回は私自身と7人制ラグビーについて、カンタンにご紹介していきます。

寺田明日香とは?

1990年1月14日生まれの28歳、北海道札幌市出身の道産子です。

もともとは陸上競技の100mハードルという種目を専門にしており、高校総体(インターハ イ)3連覇、日本選手権でも3連覇することができました。

2009年には織田裕二さんでおなじみの(!)世界陸上にも出場しました。しかし、相次ぐケガや体調不良などで2013年夏に引退しました。まだ高校記録やU20(20歳以下)の日本記録を持っていますので、高校生や大学生の陸上選手にとっては「大会のプログラムを見て名前だけは知っている」という幻の存在かもしれません(笑)。

引退後には上京し、結婚・大学進学・出産を経験しました。娘は2014年8月に生まれた、果緒(かお)といいます。保育園に通う、やんちゃ盛りの3歳児です。その後、縁あって2016年夏に7人制ラグビーに転向する形で3年ぶりに現役選手に復帰しました。

日本ラグビーフットボール協会に日本代表候補に選んでいただき、今は2020年の東京オリンピック出場を目指して、主に東京・千葉を拠点に日々練習に励んでいます。「どうしてラグビーに?」「どんな練習をしているの?」などなど、競技に関することは今後この連載で綴っていきますね。

7人制ラグビーとは

男女のセブンズラグビーは、2016年に開催されたリオ大会からオリンピックの正式種目になった競技です。男子のトップリーグや、2019年に日本で開催されるラグビーW杯は、15人で行うのですが、その15人制と同じサイズのフィールドを使って各チーム7人(ベンチ登録を含めると12人)で試合をします。

15×15人で戦っているのと同じフィールドで、7×7人が試合をすると、多くのスペースが生まれますよね!なので、より速いスピードやパススキル、フィジカルの強さ、高いフィットネス能力が求められるのです。私は陸上競技からの転向者なので、スペースがあればあるほど、自分のスピードが強みになります。もちろん、「スペースがない中で、スペースを作る」ことも必要不可欠なのですが……。

試合時間は、15人制は前後半40分で行われる一方、セブンズラグビーは前後半7分です。15人制に比べ、ずいぶん短いなぁと思いませんか? セブンズラグビーは15人制と同じ広いフィールドを7人で試合しているため、ほぼ全員がずっと走り続けています。7分間の鬼ごっこを、途中休憩2分で2回行うイメージでしょうか。そう考えると、なにやら辛そうな感じがしてきますよね!

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