2019年10月1日

「宮藤さん、すてきな作品をありがとうございました」。いだてん、すべての撮影が終了!

 大河ドラマ『『いだてん ~東京オリムピック噺(ばなし)~』のすべての撮影が終了したことをNHKが発表しました。金栗四三役の中村勘九郎さんは9月27日、田畑政治役の阿部サダヲさんは10月1日(9月30日深夜)にクランクアップを迎えました。

 『いだてん』は、日本人初のオリンピアンとなった金栗四三と、1964年の東京オリンピック招致に尽力した田畑政治を描いた、宮藤官九郎さん脚本による大河ドラマ。本作は今週10月6日の放送で第38回を迎え、最終回まで残り10回。開催が決まっている1940年東京オリンピックのゆくえ、そして1964年東京オリンピックの様子が描かれていきます。撮影は2018年4月4日に金栗四三の故郷である熊本県で開催され、1年半にも及びました。

 クランクアップとなった主演2人からコメントが寄せられましたのでご紹介します。

中村勘九郎さんコメント

今はまだ実感が沸かないんですけれど、これだけ長く作品に携わると、もう(キャスト・スタッフと)ファミリーになっていますので、このチームと別れるのはさみしいですね。普段あまりこういう気持ちになることは無いんです。それだけ思い入れの深い作品になりました。本当に現場の雰囲気もチームワークも良かったですし、なにより宮藤さんが書いてくださったおもちゃ箱のような作品で、どれだけ遊べるか、どうやったら楽しく視聴者に届けられるかというのを楽しみながら作ることができたのは、役者人生の一生の宝物になりました。本当に1年半、ありがとうございました!

阿部サダヲさんコメント

田畑政治のことが好きなので、まだやっていたいという気持ちもあります。自分がテレビドラマで関わった日数としては 一番多いと思うんですけれど、なんだかあっという間でした。それはたぶん田畑の周りがめまぐるしく変わっていくから だったんだと思うんですよね。ずっと一緒にいた方は少ないんですけれど、関わった役者の数がものすごかった。中でも治五郎さんとのシーンが思い出に残っています。今日最後の撮影でもふと頭をよぎりました。宮藤さん、すてきな作品をありがとうございました。皆さん本当におつかれさまでした。楽しかったです。

《今後の放送予定》
10月6日:第38回
10月13日:第39回
10月20日:第40回
10月27日:第41回
11月3日:第42回
11月10日:第43回
11月17日:第44回
11月24日:第45回
12月1日:第46回
12月8日:第47回(完)

<Text:編集部/Photo:NHK提供>