2019年10月26日

最終章突入の『いだてん』、星野源が登場へ【コメント全文】。1964東京五輪招致のキーマン平沢和重を演じる

 日本人初のオリンピアンとなった金栗四三(中村勘九郎)と、1964年の東京オリンピック招致に尽力した田畑政治(阿部サダヲ)を描いた、宮藤官九郎さん脚本によるNHKの大河ドラマ『いだてん ~東京オリムピック噺(ばなし)~』。

 27日放送の第40回「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に出演する、星野源さん(外交官・平沢和重 役)よりコメントが寄せられました。

[プロフィール]
●星野源(ほしの・げん)
1981年、埼玉県生まれ。音楽家・俳優・文筆家。2000年、バンドSAKEROCKを結成。2010年に1stアルバム『ばかのうた』にてソロデビュー。2016年のシングル『恋』は、自身の主演ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の主題歌に起用されると、“恋ダンス”が社会現象となり、大ヒットを記録。2018年のNHK連続テレビ小説『半分、青い。』の主題歌に『アイデア』が起用される。2018年12月にリリースされたアルバム『POP VIRUS』も大ヒットを記録。『NHK紅白歌合戦』には2015年より4年連続で出演中。現在、主演映画『引っ越し大名!』が公開されている。2016年3月よりラジオ番組『星野源のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)でパーソナリティを務める。

●平沢和重(ひらさわ・かずしげ)
ニューヨーク領事などを歴任後、外務省を退官。NHK解説委員になり、26年間にわたってニュース解説を行う。かつて日本へ向かう氷川丸の船内で嘉納治五郎の最期を看取った人物として、1964年オリンピックの開催地を決めるミュンヘンIOC総会で最終スピーチの大役を任される。妥協を許さない仕事人間だが、わかりやすい語り口とシブい雰囲気で“お茶の間のマダムキラー”の一面も。

【あらすじ】第40回「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(10月27日放送)
1959年。東京オリンピックの招致活動が大詰めを迎えていた田畑(阿部サダヲ)は、東京都庁にNHK解説委員の平沢和重(星野源)を招き、きたるIOC総会での最終スピーチを引き受けるよう頼みこむ。断る平沢に対し田畑は、すべてを失った敗戦以来、悲願の招致のために全力を尽くしてきた自分の「オリンピック」を語って聞かせる。それは、戦後の食糧不足の中、浜松で天才・古橋廣之進(北島康介)を見いだすところから始まる──。

星野源さんコメント全文

「第40回以降の1964年東京オリンピック篇では、僕は要所要所に出てきて田畑に頼られて、助言するという役です。平沢さんがやられたことって歴史の中ではすごいことなんですけれど、ドラマの中ではあっさり消化されているので、お助けキャラみたいな感じです。

第40回では田畑さんに招致のスピーチを頼まれて口説かれるシーンがあるんですけれど、ほぼ暗い部屋の中でずっとおじさんたちでしゃべっている撮影だったんです。撮影している時の雰囲気がすごく演劇的で、共演者の方々も演劇の人たちばかり。やりながらどんどん変わっていって面白かったので、そこはぜひ見ていただきたいたいです」

<Text:編集部/Photo:NHK提供>