2017年5月1日

体幹に効く!バランス感覚が養われるスラックライン│GW特集:話題のスポーツを親子で体験! Vol.2

 GW(ゴールデンウィーク)のお出かけ先は決まりましたか? 「まだ決まっていない!」という親子におすすめしたいのが、話題&人気の新感覚スポーツ経験。今からでも計画できるお手軽スポットを3回にわたって紹介していきます!

親子一緒に楽しんで達成感を味わおう!

 GWに親子で体験したい話題のスポーツ2つめは、「スラックライン」です。スラックラインとは、木と木の間に張った幅2~5cmのライン上を歩いたり、ジャンプしたりするバランス感覚が試される綱渡り系スポーツ。

 スラックラインの醍醐味は、何といってもその達成感。「簡単にできそう!」と思っても、いざ挑戦してみるとすぐには、乗ることさえままならない。だからこそ、乗ることができ、さらに歩けるようになったときの喜びは格別なのです。

 大人より柔軟性も順応力も高い子どもはちょっと練習するだけでラインの上に立ったり歩いたりと、すぐに上達します。歩けたときの楽しさ、落ちたときの悔しさ、ラインの上でバランスをとる必死な姿! スラックラインは親子で爆笑しながら楽しめる愉快なスポーツです。

スラックラインは綱渡りの進化系スポーツ

 1960年代にアメリカのクライマーが始めたのがスラックラインの起源といわれ、2007年にドイツ・ギボン社が幅広ラインと手軽に設置できる器具を開発して街中でも遊べるようにしたことで一気に世界中に広まりました。

 日本では、2009年頃からその存在はアスリートたちの間では知られていましたが、2016年暮れに放映されたカップヌードルのCM「7 SAMURAI」にスラックラインが登場して一躍注目を集めたのも記憶に新しいところですね。

遊びながら体幹を鍛えられる!

 スラックラインには、大人の膝ぐらいの高さに張ったラインと呼ばれる幅5cmほどの平たいベルト状の柔らかく伸縮性のあるナイロン製のロープを使用します。

 ラインの長さは通常10mほどですが、張る長さによってラインの揺れの難易度が上がるので、初心者は短めに張って練習します。小さな子どもやビギナー用では、3mほどのものもあります。

 身体全体を使いながら重心を調節してバランスをとるスラックラインは、体幹を鍛えるのに効果的なスポーツといわれています。ゆらゆら揺れるラインの上を歩くだけでも意外なほど汗をかき、無意識に全身の筋肉を使っていたことに驚かされますよ!

スラックラインを体験しに行こう!

 スラックラインを体験するには、スラックラインを設置しているジムの初心者講習会や親子イベントなどに参加するのがおすすめです。GW中にスラックラインを体験できるジムや、期間限定で開催されるイベントもあるのでチェックしてみましょう。

 スラックラインの楽しさを知った後は、もちろんプロを目指したい! なんてことになるかもしれません!? 日常ではほぼ経験することのない「綱渡り」。この新しいスポーツのスラックラインにチャレンジして、親子の体力と絆を深めましょう!

GWに親子で体験するスラックラインおすすめジム

[東京都・神保町]ボディ スタジオ ゼロ
 GIBBON社のスラックラックを2台常設する初心者向けのスラックラインスタジオ。「スラックライン初心者体験会」を定期的に開催(※スケジュール等は要確認)

[東京都・府中市]クライミングジム ウエストロック府中店
 スラックラインのみも通日利用できるクライミングジム。毎週土・日の14:00~、16:00~に無料で初心者向けの「スラックライン・スクール」を開催

[千葉県・松戸市]クライミング・パーク カルチェ ロッシュ
 長さ15mのスラックラインを常設。スラックライン教室を定期開催(※スケジュール等は要確認)

GW限定!注目の体験イベントも開催
[東京都・大井]大井競馬場 ウマイルスクエア「アスレチック&グルメマルシェ in TCK」
《開催:5/2(火)、3(祝・水)10:00〜18:30予定》

 2017年4月17日にグランドオープンした大井競馬場のファミリー向けイベントで、2日間限定ながらスラックラインを楽しめる。しかも、スラックラインワールドカップ優勝者の大杉徹氏、日本オープン女子初代チャンピオンの加藤木ゆかさんが参加予定。ベテランライダーから直接アドバイスや手ほどきを受けられるチャンスです!
※2017年度は終了しました

<Text:京澤洋子(アート・サプライ)/Photo:Getty Images>