立命館大学で駆け抜けた青春。私が陸上に捧げた4年間の軌跡|榎本樹羅の「陸上競技を人気スポーツにするぞ!」
みなさん、おはようございます! こんにちは! こんばんは!
前回は高校生活のお話をしましたが、今回はいよいよ大学のお話です。
3つの理由で立命館大学に進学することに
立命館大学女子陸上部での集合写真
大学は陸上競技の名門である立命館大学に進学しました。この大学を選んだ理由は3つあります。
①「R」のユニフォームを着て競技をしたい!
②個人種目もリレーもしたい!
③監督に恩返ししたい!
私が高校2年生のときの日本選手権リレーで、立命館大学が4×100mRと4×400mRのどちらも優勝を飾っていました。それを見て「かわいいし、かっこいいし、強いし、楽しそう......何だこの大学は!?」と思った記憶があります(かわいい人、大好きです)。
実際に進路を決める時期に、どこで競技したいのかを自分に問いかけたとき、「立命館大学で陸上競技がしたい」という想いがありました。また、高校3年生でケガをしてしまい、かなり希望を失っていた私に、立命館大学の前監督が
「榎本さんと一緒に陸上競技がしたい、最後のシーズンがどうであれ、必ずトップを目指せる」
と言葉をかけていただき、その言葉に救われました。そのときの恩返しがしたいと思い立命館に行くことに決めました。
記憶がほとんどないコロナ禍の1年目
波乱万丈だった中学高校時代と同様、大学4年間も順風満帆ではありませんでした。体や心が乱れる時期でもあり、環境が大きく変化したことから、1年目はケガをしてしまうことに。新型コロナが流行していた時期で、大学で練習することができず、授業もオンラインで周りに友達もいないなか、一人ぼっちで毎日を過ごしていたので、あの時はかなりメンタルがやられました。
入学して1年目の記憶はあんまりありません(笑)。
結果が出始めた2年目
やっと競技に集中でき始めたのは2年目でした。関西インカレで走幅跳3位、全日本インカレの4×100mRで2位でした。はじめはリレーメンバーの補欠でしたが、総力戦で行うのがインカレの舞台。3走を務めさせていただき、2位になることができました。
でも、走幅跳の個人での出場があと5cmのところで叶わず、悔しかったです。
関西インカレで走幅跳3位、授賞式の様子
日本インカレで2位になり、いただいた賞状とメダル
競技人生で一番がんばった3年目
関西インカレにてリレー優勝、受賞式の様子
3年目はとにかく個人で出場するために必死でした。記録で"あともう少し"がなかなか突破できず、苦しかったです。しかし、冬季を超え
「あんなけやったから絶対に突破できる」
そう思っていました。
私はこの時が、今までの競技人生の中で一番がんばっていたなと感じます(社会人の今もがんばれ)。全日本インカレの標準を突破し出場できたものの予選落ちで撃沈、戦うこともできませんでした。しかし、リレーでは関西インカレにて、21年ぶりの優勝メンバーとして走らせてもらいました。
関西インカレではなかなか勝てていなかったので、嬉しかったです。
有終の美が飾れた4年目
女子主将の私と男子主将・川元莉々輝
そうこうしていると、もう最終学年……。先輩たちはみんな口を揃えて言うんですよ
「最後の1年はマジで早い」
またまた、なんか言うてるよって思っていましたが、1年が秒で終わりました! 早すぎ!
4年目は一言でいうと「有終の美」。4年間苦しいことが8割だったけど、最後まであきらめず、やり遂げてよかったなといった感じでした。主将としてチームを任せてもらい、日本一の応援を同期と創り上げ、なんやかんや悩みながらも100mでは11.98の自己ベスト、全日本インカレでは走幅跳で7位入賞。
走幅跳で7位入賞
最後にリレーで後輩たちに経験をさせてあげられなかったことだけが後悔ですが、終わったときには立命館で陸上ができてよかったといえる4年間でした。今でも学生に戻りたい! 非常に!
学生時代の思い出や経験は今の私に活きている
立命館大学男子・女子陸上部での集合写真
4年間のことをざっと書きましたが、こんなもんではありません。本当にキリがないので今回はこの辺で。前回の高校編も含め、高校、大学の7年間は本当に濃くて充実した時間でした。ここには書ききれなかった思い出や経験がまだまだありますが、その経験は今の私に活きている、そう感じています。
今回はここまで! 読んでいただきありがとうございました。次回もお楽しみに!
プロフィール
榎本樹羅
陸上競技選手
【種目】走幅跳 5m92 / 100m 11秒98
【出身】兵庫県加古川市
【経歴】四国学院大学香川西高等学校→立命館大学→アストライア明石
【趣味】編み物、ネイル、一人ショッピング
【チャームポイント】笑顔
【ニックネーム】じゅらら、ムキ子
Instagram
https://www.instagram.com/j_gram03/
<TEXT&PHOTO:榎本樹羅>