2018年5月21日

7割以上がランチ自炊派!管理栄養士が実践する「昼食のとり方」とは

 健康意識の高まりとともに、日頃のランチを気にしている方も多いのではないでしょうか。

 メドピア株式会社は、食のプロともいえる管理栄養士に対して、「仕事時のランチのとり方」に関するアンケートを実施。21日、その結果を発表しています。

さすがはプロ! 9割以上がランチのとり方を意識

 まずは、「ランチで栄養バランスは意識していますか?」という質問に対して、94.1%の管理栄養士が「意識している」と回答しました。実に9割以上の方々が意識しているということになります。

 一般の方は、ついつい満腹まで食べてしまう方が多いであろう「食べる量」についても、「腹八分目」まで食べるという回答が最多で全体の71.3%を占め、仕事の合間でも栄養バランスや食事量に気をつかっていることが分かっています。

管理栄養士が考える、ランチ時のマスト食材は?

 次に、ランチで不足しがちな栄養素についてたずねると、1位が「ビタミン」、2位が「タンパク質」、3位が「ミネラル」という結果になりました。お弁当や中食で取りづらい野菜、肉、魚に含まれる栄養素が上位にランクインしています。

 そして、管理栄養士がランチでよく食べるマスト食材は1位が「お米」、2位が「野菜」、3位が「卵」となりました。パンや麺類といった選択肢もありますが、あえてお米をよく食べる理由について、「主食の中でパンや麺類より腹持ちがいいため」「(玄米は)食物繊維が多いから」といった声があげられています。

 また、管理栄養士の方々はランチの取り方として、「手作り弁当」を選択している方が39.6%と最も多い結果になりました。自宅で調理も28.7%いるため、約7割の管理栄養士はランチを自炊していることになります。

 ちなみに、手作り弁当で栄養バランスをとるために実践しているコツとしては、「野菜は加熱してカサをへらす、彩りを考える」「お弁当に加えてスープも持参し、野菜と水分確保」といった声があげられています。同様に、自宅で調理する方は「野菜は冷凍しておき、汁物に入れて具だくさんにする」「野菜とたんぱく質が摂取できる作り置きおかずを常備する」といった工夫により、栄養バランスを確保していると答えています。

 なかには外食派の管理栄養士の方もいるのですが、そんな方々でも、「定食型の食事」「朝や夕食の献立を意識して偏らないように選んでいる」「外食の場合は、麺類や丼物など炭水化物が大部分となっているものは選ばないようにしている」といった声に代表されるように、栄養バランスを意識している様子が垣間見えます。

<Text:辻村/Photo:Getty Images>