2018年6月13日

東京五輪に向けて!祝日の移動や「体育の日→スポーツの日」の改称も

 2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピック。これからどんどんと盛り上がりを見せていくでしょうが、まずはわれわれの生活に関連する部分として、6月13日、改正五輪特別措置法や改正祝日法などが参議院本会議で可決、成立しました。

 これにより、3つの祝日の移動や、「体育の日」が「スポーツの日」に改称されることなどが正式に決まりました。

渋滞緩和のため、海の日・体育の日・山の日を一時的に移動

 まず、2020年に限り、3祝日が移動します。改正五輪特別措置法の成立によって決まった今回の決定は、大会運営を円滑化することを目的としたもので、あくまで一時的なものです。

 具体的には、同年、慣例通りいけば7月20日の「海の日」が7月23日に、10月12日の「体育の日」が7月24日(開会式当日)に、8月11日の「山の日」が8月10日にそれぞれ前倒しされます。

 開会式および閉会式前後には、各国の首脳陣の来日が予想されますが、今回の措置により、7月23日~26日が4連休、8月8日~8月10日が3連休になり、渋滞の緩和が期待されます(※閉会式は8月9日)。

 ちなみに、今回の決定により2020年の10月は祝日がなしに……きつい……。

「体育の日」は「スポーツの日」に

 さらに本日、改正祝日法も可決され、2020年から「体育の日」が「スポーツの日」となることも決定しました。1964年の東京オリンピックを契機に定められた「体育の日」。長く親しまれた祝日だけに、寂しいと感じる方もいるでしょうね。

 このほか、ドーピングを取り締まるための「ドーピング防止法」や、「国民体育大会」の名称を2023年に「国民スポーツ大会」へと変更する改正スポーツ基本法も成立。スポーツ関連の法案可決、成立が多い1日となりました。

<Text:辻村/Photo:Getty Images>