岡田サリオが「空中ヨガ」にチャレンジして分かった身体のこと(前編) (1/3)
女性の間で定番の習い事になっているヨガ。サウナのような環境で行うホットヨガやサーフボードに乗って水の上で行うSUPヨガなど、さまざまありますが、よりアクロバティックに見えるのが、エアリアルヨガ(空中ヨガ)です。
垂れ下がったシルクまたはティシューと呼ばれる布を使って、ポーズをとるヨガです。ぶら下がったり、包まれたり、身体を預けたりとやり方はさまざま。ハンモックのような浮遊感も味わえ、女性に人気です。アメリカ・ニューヨークで生まれ、2011年頃から日本でも体験できるようになりました。
とはいえ、日本ではまだ通常のヨガやホットヨガが主流。一度始めてみたいと思っても、特殊なこともあり、なかなかチャレンジできない人も多いのでは? そこで、今回はモデル・女優の岡田サリオさんが挑戦! クラシック・バレエ、空手、社交ダンスとさまざまなスポーツをしている彼女が、その魅力をレポートします。
▲岡田サリオさん
まずはストレッチから
「昔、ヨガはやったことあって、エアリアルヨガも気になっていたんですよ~」(岡田さん)
始まる前からやる気満々な岡田さん。普通のヨガは「なんだか物足りなくて」(岡田さん)、最近は足が遠のいていたそう。ただ、布に乗ったりと動きや体勢が特殊なエアリアルヨガには興味津々。
今回、お世話になったのはエアリアルジャパンのインストラクター・谷口美里先生。1999年からヨガを始め、日本人初のエアリアルヨガインストラクターとして活動されています。
▲谷口先生
まずはシルクに手をかけ、背中のストレッチから。背中を伸ばしながらも、左右に腕を動かして揺れることで、リラックス。
続いては足の柔軟へ。太ももの前や後ろを伸ばし、股関節を緩めていきます。
「骨盤が傾かないように足裏をしっかり伸ばしていきます」(谷口先生)
昨年、ロッテ×オリックス戦の始球式で“I字バランス投球”が話題になった岡田さん。クラシック・バレエで培った柔軟性をここぞと発揮。先生も驚くほどの開脚を見せます。
「柔らかい女性も多いですけど、ここまで柔らかい人も珍しいですね!」(谷口先生)
しかし、余裕でストレッチをこなしているように見えたが、よくみると額からはじんわりと汗が。
「意外とキツイです。足を伸ばすのは全然平気なんですけど、布に(足を)かけているので、揺れてしまって普通にやるより体勢を保つのがツラいですね」(岡田さん)
谷口先生によると体幹がない人の場合、足をかけて片足で立つだけでもフラフラになってしまうそう。ただのストレッチだと思いきや、体幹のトレーニングにもなっているようです。