2018年11月22日

うちの夫婦がま〜るく収まっている理由│寺田明日香の「ママ、ときどきアスリート~for 2020~」#16 (1/2)

 みなさん、こんにちは! 7人制ラグビーの寺田明日香と申します!

 ここ数回は、“ママアスリート”として、子どもとのコミュニケーションや運動神経、食事などについて書いてきました。しかし、母親になってからもアスリートを続けるとなると、やはり家族やまわりの方の理解やサポートが欠かせません。両親の共働きが増えている現代では、夫婦間の協力体制はとても重要なことですよね。

 今回は、アスリート家族ならではの夫婦スタイルにフォーカスして書いてみたいと思います。最後までお付き合いのほど、よろしくお願いいたします!

夫は敏腕マネージャー

 私がアスリートに戻ったことによって、一番影響を受けているのは、たぶん、夫です。ただ、彼が苦行を強いられているかといえば、そうではないと思うのですが……。

 というのも、もともとスポーツビジネスに関わりたいという志を持ち、高校〜大学院とスポーツ界で仕事をすべく準備をしていたそうなので、一番身近でアスリートのサポートをするのは、違和感がないようです。

 スポーツが大好きな夫ですが、彼はけっしてスポーツ万能ではありません。

 しかし、ママアスリートの夫だからというだけで、私のトレーニングをさせられる企画や、インタビューなどで登場することもあります。なので、少しのあいだメディアに登場しないと、ちまたでは離婚説がささやかれることがあります(そんなまとめサイトも出ているほどです……!)。

 夫婦ともに会社員として働いている場合、お互いの仕事に介入することは少ないと思います。ですが、わが家の場合は、私のマネージメント的な部分を夫が担当しているため、私のアスリート活動に関わる頻度が高くなっています。

 アスリートは、マネージメント会社(事務所)に所属していることが多く、スケジュールの管理や取材の窓口、スポンサー対応などを契約している会社にほぼ一任していて、その対価を会社に支払っています。その点、わが家はそのマネージメントを夫がやっているので、お金は家庭内でまわります。ついでに、文句も言いやすいです(笑)。

 「百獣の王」・武井壮さんは、ご自身でマネージメントをされていることで有名ですが、私はママ業もあり、自分でそこまではカバーできないので、夫にすべてを任せることにしました。この原稿を書いているとなりでも、夫が私の書類を作っています……。

パパと娘の楽しい時間

 パパと娘の2人旅(2人でお留守番)。なかなか、めずらしいシュチュエーションかもしれませんが、我が家ではこれがかなり高い頻度で起こります。

 私のシーズン中の土日は、ほぼ練習か試合で埋まるため、保育園がお休みの娘は、パパのお仕事についていくか、パパとお留守番をするかのどちらかになるのです。

 夫も土日は仕事で地方に行くことが多いので、お仕事をご一緒する方々にご理解をいただき、娘も一緒に泊りがけで地方に出かけたりしています。多いときには、毎週、飛行機や新幹線で移動する娘に、負担をかけさせてしまっているなぁと悩みましたが、なんだかんだパパとの珍道中を楽しんでいるようです。

 保育園の送迎もだいたいは夫がしているので、パパと娘の時間はわりと多くなっているように感じます。

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