マラソン界を席巻する、NIKEの厚底ランニングシューズに新型登場。大迫傑やファラーらも着用
NIKE(ナイキ)は4月25日、同社の人気ランニングシューズ「ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4%」を刷新し、「ナイキ ズームエックス ヴェイパーフライ ネクスト%」を発売すると発表しました。
アスリートからのフィードバックを受けて刷新
「厚底ランニングシューズ」として、現在マラソン界や長距離界を席巻している「ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4%」ですが、ボストンマラソンで同商品を着用したシャレーン・フラナガン選手などからは、雨でシューズが濡れて重くなったとの声が上がりました。
今回のアップデートでは、こうした声を反映し、アッパーをリニューアル。アッパーに初めて使われた「ヴェイパーウィーブ」は、これまで使用されていた「ナイキ フライニット」よりも軽量で、通気性に優れた構造の素材。同素材を用いることで、汗や雨などの水分の吸収を抑えることができ、マラソンを走っている間も通気性良く、乾いた状態を維持できるそうです。
ナイキ史上最速のシューズが完成
アッパーの進化に加えて、ミッドソールには、多くのナイキのエリートランナーのフィードバックをもとに、「ナイキ ズーム X フォーム」を増量。これにより、エネルギーリターンをさらに高めることに成功しました。
また、かかと内側に小さなフォームを配置することで、長い距離を走ってもアキレス腱を快適な状態に保てるよう工夫したり、足の繊細な部分への圧迫を防ぐため、シューレースは少し中心からずらした位置に配置したりすることで、ナイキ史上最速のシューズが実現したと説明されています。
実際に着用した大迫傑選手は、「特にシューレースのあたりのフィット感が良くなった」とコメント。また、5000mと10000mでオリンピック2大会連続2冠を達成し、現在はマラソンに転向しているモハメド・ファラー選手(イギリス)は「プレートがフォアフットを促し、より速く走れる」と、シューズの魅力について語っています。
4月28日には、選手たちが同商品を着用して、42.195kmを駆け抜けるそう。その雄姿に期待ですね! 「ナイキ ズームエックス ヴェイパーフライ ネクスト% 」の価格は29700円(税込)で、発売は7月が予定されています。
<Text:辻村>