2019年11月24日
無印良品から“昆虫食”登場。「コオロギせんべい」を2020年春発売へ
昆虫食というと、どことなく“ゲテモノ扱い”な部分もあったかと思いますが、そんなイメージも変わりつつあるのでしょうか。無印良品を企画・開発する良品計画が、2020年春に「コオロギせんべい」を無印良品一部店舗およびネットストアで発売で発売します。どんなものなのか見ていきましょう。
栄養価が高く、環境負荷が少ない昆虫食
昨今、さまざまな方面で伝えられる環境問題。“食”もその一因であり、環境負荷の多い食品は今後避けられる傾向になっていくでしょう。そのような状況で、昆虫は一般的な動物性たんぱく質資源の家畜に比べ、育てるときの温室効果ガス排出量や、必要な水やエサの量が圧倒的に少ないことから環境負荷が軽減されると言われており、進みゆく温暖化を抑制できる存在として注目を浴びています。
また、栄養価の高さも魅力。無印良品で発売が決まったコオロギは、主要な栄養素であるたんぱく質やカルシウム、鉄分などを豊富に含んでおり、それらを効率よく摂取できます。
良品計画は商品化にあたり、昆虫食の研究の第一人者である徳島大学と協業。今後は、コオロギを食材とするための取り組みを始めるとのこと。世界的に起きると囁かれている食糧不足にも一定の効果がありそうな昆虫食。一般流通性の高い無印良品が、どのような商品を販売してくるのか注目が集まります。「コオロギせんべい」は、2020年発売予定です。
<Text:辻村>