残暑疲れを解消。「野菜と鳥むね肉のそうめん」の作り方|栄養士が教えるガッツリ飯レシピ
残暑の季節は、食欲もガクっと落ちがち。でも、しっかり栄養を摂らないと疲れたカラダを癒すためのモトが足りず、栄養不足状態に。そんなカラダで暑い太陽の下で運動すると、熱中症になるリスクも高まります。
そこで、今回のメニューの出番。ツルっと食べられるそうめんとたっぷりの野菜を組み合わせることで、ビタミンを摂取でき、さらに練りゴマの油によりニンジンの栄養を吸収しやすくします。カラダづくりをサポートするカルシウムや鉄分に加え、酢もたっぷり使っているので、暑さによる疲れを吹っ飛ばしてくれる暑気払いメニューでもあります。
鳥むね肉と野菜の冷やし麺
材料(1人分)
・鶏むね肉(皮なし)…100g
・A【塩…少々、酒・酢…各大さじ1】
・ニンジン…1/2本
・キュウリ…1/2本
・ミニトマト…2個
・B【ネギみじん…4センチ分、ショウガみじん…1/2かけ、醤油・酢・練りゴマ…各大さじ1と1/2、砂糖…小さじ2/3】
・そうめん…2束
・ゴマ、刻み海苔…適宜
作り方
1.耐熱容器に鶏むね肉と(A)を入れてもみ、ラップをふんわりとかけて電子レンジで1分30秒加熱。あら熱がとれるまで保温し、余熱で火を通す。
2.ニンジン、キュウリをピーラーで薄切りにする。ミニトマトはくし型に切る。
3.(B)を混ぜ合わせてソースを作る。鶏むね肉は粗熱が取れたら手で大き目に裂く。
4.鍋に水とニンジンを入れてひと煮立ちさせ、そうめんを加えて1分30秒ゆでる。
5.冷水でしっかりと冷やして水気を切り、器に盛って具材をトッピング。タレをかけて、ゴマや刻み海苔などをのせる。
全体的にさっぱりとしたメニューですが、鶏胸肉にしっかり味がついているので飽きずに食べられます。また、酢と混ぜることでお肉も柔らかくなります。つい余らせがちなそうめん救済レシピとしてもおすすめですが、うどんや中華麺でもアレンジ可能です。
[プロフィール]
田村つぼみ 料理家/栄養士
1985年生まれ。栃木県出身。短大を卒業後、料理教室にて講師を務める。その後、料理研究家・浜内千波師匠のもとでアシスタントとして修業。現在、料理家として、書籍や女性誌を中心に活動中。また、カフェなど飲食業態のメニュー開発、店舗立ち上げプロデュース、料理教室ほかを精力的に行っている
【公式HP】http://www.tsubomi-t-cooking.com/
<Text:服部桃子(アート・サプライ)/Photo:久保寺誠>