2023年4月21日
糖質制限ダイエットで痩せない、逆に太るパターンとは (2/2)
こんなやり方は逆効果!「ご飯を食べない」
ご飯などの穀類を減らして炭水化物の量を制限すると、以下のようなデメリットが懸念されます。
- 食物繊維量が減る
- タンパク質・脂質過多になる
- 体脂肪が蓄積、生活習慣病の原因にもなる
日頃から食物繊維が足りていない日本人にとっては、誤った方法で糖質制限をすると、ダイエットや健康への悪影響が起こる可能性があるのです。
正しい糖質制限ダイエットのポイント
正しい糖質制限は、甘いものを避けて穀物を積極的に
糖質制限は、糖質ではなく糖類を制限することを意識しましょう。穀類は積極的に摂ることをおすすめします。
- 糖の数が少ない→血糖値の上昇が早い
- 糖の数が多い→血糖値の上昇が緩やか
砂糖の主成分である「ショ糖」は消化吸収が早く、血糖値の上昇が急激です。血糖値の急激な上昇が中性脂肪の蓄積につながると考えられるため、お菓子・ジュース・ケーキなどの甘いものは避けたほうがよいでしょう。
一方、ご飯などの穀類に含まれる「でんぷん」は多糖類です。食物繊維も含むため、消化吸収が緩やか。糖質制限中・ダイエット中でも適度に摂取するようにしましょう。
ちなみにごはんを食べずに野菜で食物繊維部足を補うのは、実はなかなか大変です。
野菜の食物繊維は意外と少なく、たとえばレタスに含まれる食物繊維は、100g中わずか1.1g。食物繊維が多いと言われるごぼうでも5.7gです。
一方で、穀類である大麦(押麦)は8.5g、大麦(もち麦)は12.9g。なんと10倍近くの差があります。
食物繊維=野菜と思いがちですが、お米を減らして代わりに野菜を摂っても、食物繊維の推奨値には及ばないのが現状です。
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<Text:MELOS編集部>
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