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子ども向けかけっこ教室を取材! 五輪スプリンターが語る、速く走るコツとは (1/4)

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 秋の運動会シーズンとなり、「子どものかけっこを速くさせたい!」と願う親御さんも少なくないでしょう。幼少期の過ごし方が後の運動能力に多大な影響を与えるのはいうまでもありませんが、具体的にはどのようなトレーニングが望ましいのでしょうか。

 今回は、1992 年バルセロナオリンピック男子 400m 代表の渡邉高博さんが指導するランニング教室「かけっこクリニック」を取材し、小学生のときにどのようなトレーニングをすれば足が速くなるのか教わりました。

▲「かけっこクリニック」を指導する渡邉高博さん

かけっこが速くなるためのポイントは「2つだけ」

 「かけっこクリニック」の舞台は、東京都杉並区にある下高井戸運動場。全8回の開催で、毎週水曜日に行われています。小学1~2年生を対象とした第1部(15:30~17:00)と、小学3年生~6年生を対象とした第2部(17:15~18:45)に分けられます。ちなみに第1回目の教室は、9月12日に開催されました。

 かけっこを指導してくれる渡邉高博さんは、かつて男子400mの代表選手として1992年のバルセロナオリンピックに出場。世界選手権にも2度代表に選ばれるなど、輝かしい実績を残したスプリンターです。

▲26歳で現役を引退した後は、会社員を経て37歳で独立。当初はパーソナルトレーナーとしてフィットネス指導を行いながら、徐々に子どもへの指導へシフトしていったという

 現在は自身が立ち上げた「渡高株式会社」の代表として子どもたちのランニング指導を行いながら、母校である早稲田大学や明治大学の競走部でもコーチを務めています。なぜ渡邉さんは、子どもたちへのかけっこ指導を行うようになったのでしょうか。

「26歳で現役を引退して、しばらくは所属していた実業団の会社員として過ごしていたのですが、今まで培ってきたものを何かカタチに残したいと思ったんですよね。その後、大手フィットネス勤務や大学院を経て37歳でフィットネス指導の会社(個人事務所)を立ち上げたのですが、最初は大人をターゲットとしたマンツーマントレーニングをメインとしていました。すると、今度は『子ども向けにランニングを教えてくれないか』とオファーがあり、徐々にそちらへシフトしていきました。現在では杉並区の小学校で体育の外部指導を行うなど、ほぼ100%子どもに教える仕事で占めていますね」

 渡邉さんの指導論はとてもシンプル。押さえるべきポイントは「2点だけ」と、詳細を話してくれました。

「子どもの段階で100%に仕上げる必要はありません。高校生、大学生になった時に必要な“のびしろ”を作っておいてあげたいので、教えるのは基礎の基礎部分です。全員が陸上選手になるわけではないので、あらゆる競技に対応できる身体を作ってあげます。そうした目的ですので、私はこれまで腕振りやもも上げなどを教えたことはありません。子どもの頃は速く走れれば何でもいいじゃないですか(笑)。

 私が教えている“速く走るポイント”は2つだけ。それは『背筋をしっかり伸ばす』『そのまま前に倒れる』ということ。まず綺麗な姿勢を作り、そのまま前に倒れれば自然と足は出てきますから。これをマスターできれば、どのスポーツでも通じる無駄のない走り方の土台部分を構築することができるんです」

次ページ:楽しみながら、走りの“土台”を構築

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