2018年10月12日

子どもが育つ“親子あそび”。我が子がハマったおもちゃの共通点とは│寺田明日香の「ママ、ときどきアスリート~for 2020~」#13 (1/2)

 みなさん、こんにちは! 7人制ラグビーの寺田明日香と申します!

 娘が今年の8月で4歳になり、私もママ歴4年になりました。大学在学中に出産をし、子育てをしながら授業や研究会、論文作成に仕事……と、忙しい日々でしたが、研究室で子どもの健康福祉と幼児の運動指導を学んでいたため、得た知識をすぐに実践できる貴重な時間でもありました。

 今回は、これまで行ってきた娘との“親子あそび”や、娘がハマったおもちゃをどのようにして選んだかなどについて書いてみようと思います。最後まで、お付き合いのほどよろしくお願いします!

子どもをよく見ておもちゃを選ぶ

 みなさんは、子どものおもちゃを選ぶときの基準をどこに置いているでしょうか。ご家庭によって基準はさまざまかと思いますが、共通の基準となりそうな項目をおおまかに挙げると、安全性・機能性・価格・子どもの興味・教育によいものか・年齢的に適正か、というところだと思います。

 私のおもちゃ選びの基準も、だいたい上記項目の観点から考えて選んでいます。なかでも、子どもの興味や行動をみておもちゃを購入することが多いです(すごく興味を持っても、高価なものは買えません……)。

 ほかの子が好きなおもちゃでも、自分の子どもが必ずしもそのおもちゃにも興味を示すかどうかはわからないし、好きな行動もそれぞれ違うはずです。

 まずはどんなことをしたときに喜ぶのか、熱中するのかを観察すると、子どもの興味が何に向いているのか、得意なことは何なのかを知ることができるので、おもちゃ選びもしやすくなるように思いました。

 娘の場合、乳児の頃からとにかく足を動かすことが好きでした。まだつかまり立ちもできないのに、膝に乗せるとビョンビョンと動き、ケラケラと笑っているような子だったので、立てなくてもジャンプができるおもちゃを探して導入したところ、とにかくひらすらジャンプをし続けていました。

 自分で歩けるようになってからは、トランポリンを取り入れました。現在は、トランポリンの上でジャンプをしながら回転したり、足を開いてみたりと、自分で考えて新しい動きを取り入れています。

 ジャンプに慣れているので、高いところからのジャンプではしっかりと両足で着地をし、ちょっとした段差の飛び越えや立ち幅跳びでも、転ばずに跳べるようになりました。

 ほかにも、いろいろな種類のボールや、お箸の練習用のおもちゃもさり気なく置いてあります。興味があったり、使ってみたかったものが置いてあると、“真剣”に「あそび」を考えて、子どものなかでどんどん「あそび」が発展していきます。

▲娘が使っているお箸の練習用おもちゃやボールなど

 子どもにとっての仕事は「あそび」の時期なので、「あそび」のなかで自然に子どもの能力を上げることができたら、親子ともどもうれしいことです。

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