東京2020まで、あと1年!オリンピックに向かう過程も楽しみます│寺田明日香の「ママ、ときどきアスリート~for 2020~」#28 (2/3)
“1年”ってあっという間かもしれない
2020年に東京でオリンピックが開催されると決まったとき、そこまで陸上選手として走っている自分は全然想像できなかったし、まさかラグビー選手としてオリンピックを目指すことになるとも考えていませんでした。
ロンドンオリンピックを逃したあと、さまざまなことが重なって、あっさりと陸上の舞台から降り、まったく別の道を歩むことに。
そのひとつが結婚と出産だったわけですが、本当に、いちスポーツファンとして、家族でオリンピックを見に行くことしか考えていませんでした。
まさかのまさかで、現在は陸上選手としてまたオリンピックの舞台を目指す立場になったわけですが、このことに関しては、一緒に走ってくれる人たちがたくさん増えたことでモチベーションが成り立っています。だから、あのころとは違った“想い”で毎日を過ごせているように思います。
1年ってけっこうあるなぁと思う気持ちもありますが、私が陸上選手として復帰して約7ヶ月が経ちました。“あと1年”は、この復帰を決めてからの半年のクールを、あと2回しかできないということで、そう考えると、あっという間な気もします。
復帰してからここまで、どこも痛くなく練習できた日というのは、実はすごく少ないです。古傷の手術痕から固まって痛みが出たり、足底筋が痛くなったり……。
ただ、大きい怪我にならないようにスタッフたちと相談しながらトレーニングをつめたことで、痛みとの付き合い方もわかるようになってきました。
ここからの1年は、積極的にチャレンジしなくてはいけないことが増えてくると思います。なので、古傷やちょっとした痛みが出たときにどうやって付き合っていくか、大事になる前に処理するかというところも大切なポイントだと思います。