東京2020まで、あと1年!オリンピックに向かう過程も楽しみます│寺田明日香の「ママ、ときどきアスリート~for 2020~」#28 (3/3)
娘には努力するのも楽しいことだと感じて欲しい
最近、「ママのお仕事はよーいどん選手」と、4歳の娘がはっきりと認識するようになりました。北海道ハイテク合宿では、練習場に連れて行って一緒に走ったり、好きなように遊ばせたり、ほかの選手が練習しているところも見ました。
私がいないときは、主人の仕事について行くこともたくさんあります。そのような一風変わった生活のなかで、娘は娘なりに「みんな一生懸命なにかを頑張っている」ということを感じているのではないかと思います。
今はまだ、娘のなかでの“努力”は、「目標がある(欲しいものがある)→なにかを頑張る→頑張った結果、目標を達成する(欲しいものが手に入る)」というプロセスでしかないかもしれません。
東京オリンピックやオリンピックを目指す過程のなかを生きるひとりとして、「なにかを頑張る」ことすらも娘に楽しいことだと思ってもらえるような頑張り方を見せていかないといけないと思っています。
第一陸上選手時代から大きく変わったことは、一緒に頑張ってくれている家族と、たくさんの仲間たち、応援してくれる人たちが増えたこと、1回1回のトレーニングも楽しめるくらい純粋に陸上が好きになったことだと思います。
さまざまな経験を経て、いろんな意味で強くなれたと思うので、あと1年、みんなで楽しみましょう!
[プロフィール]
寺田明日香(てらだ・あすか)
1990年1月14日生まれ。北海道札幌市出身。血液型はO型。ディズニーとカリカリ梅が好き。小学校4年生から陸上競技を始め、小学校5・6年時ともに全国小学生陸上100mで2位。高校1年から本格的にハードルを始め、2005~2007年にはインターハイ女子100mハードルで史上初の3連覇。3年時には100m、4×100mリレーと合わせて同じく史上初となる3冠を達成。2008年、社会人1年目で初出場の日本選手権女子100mハードルで優勝。以降3連覇を果たす。2009年世界陸上ベルリン大会出場、アジア選手権では銀メダルを獲得。同年記録した13秒05は同年の世界ジュニアランク1位だった。2010年にはアジア大会で5位に入賞するが、相次ぐケガ・病気で2013年に現役を引退。翌年から早稲田大学人間科学部に入学。その後、結婚・出産を経て女性アスリートの先駆者となるべく、「ママアスリート」として、2016年夏に「7人制ラグビー」に競技転向する形で現役復帰した。同年12月の日本ラグビー協会によるトライアウトに合格。2017年1月からは日本代表練習生として活動した。2018年12月にラグビー選手としての引退と陸上競技への復帰を表明。再び陸上競技選手として、2020年東京オリンピックを目指す。
◎所属企業:株式会社パソナグループ
◎主な記録:100mハードルU20日本記録保持者(13秒05=2009年世界ジュニアランキング1位)/100mハードル日本高校歴代2位(13秒39)/100m:11秒63 ←NEW!
【今後のスケジュール】
・7月27日(土)オールスターナイト陸上@神奈川・Shonan BMW スタジアム平塚 ▶詳細はこちら
・7月28日(日)トワイライトゲームズ@神奈川・慶應義塾大学日吉陸上競技場 ▶詳細はこちら
・8月17日(土)Athlete Night Games in FUKUI@9.98スタジアム(福井県営陸上競技場) ▶詳細はこちら
※その他、9月上旬に甲信越で行われる予定の大会への参加を予定。詳細は未公開。
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<Text & Photo:寺田明日香/Edit:アート・サプライ>