2018年5月18日

人気の職業「パーソナルトレーナー」になるには?おすすめの資格をプロが解説 (1/2)

 筋トレをはじめトレーニング経験を積むと、誰かに指導したいと思うようになる人も多いでしょう。トレーニング指導を含め、他人の健康を管理するパーソナルトレーナーは、他業種から転職してくるケースも少なくない人気の職業です。そこで、パーソナルトレーナーになるための方法やトレーナー業界の資格事情についてご紹介しましょう。

パーソナルトレーナーになるためには

 パーソナルトレーナーになるためには、どのようにすれば良いのでしょうか。

 イチからしっかり時間をかけて知識を高めたい人は、トレーナーを育成する専門学校や体育大学で学ぶとよいでしょう。最近では、パーソナルトレーナーになるための基本知識・指導技術を教えてくれる学校も増えてきました。学校へ通う場合は2~4年間と時間が必要ですが、在学中にさまざまな資格の取得、あるいは指導の経験など多くのことを学ぶことができます。

 学校へ行くほど時間がない場合は、スポーツクラブが開催している養成スクールなどに通うのも1つの方法です。しっかり実力をつければ、そのままそのスポーツクラブと契約して活動するなんていうこともありえます。また、短期間で知識や技術を身につけるための民間スクールも増えてきているので、検討してみてください。

 とにかく最短で目指したいという人は、未経験者でも可能なパーソナルトレーナーの求人から企業に就職する方法もあります。これなら給料をもらいつつ、社内研修で知識や技術を高めることが可能です。しかし未経験者の場合、相当の努力が必要となります。本気でパーソナルトレーナーになりたいと思っている人でないと、この方法は続かないでしょう。

パーソナルトレーナーの資格

 パーソナルトレーナーのプロフィールを見ると、多くの保有資格が書かれていることがあります。「○○協会認定の○○資格」「△△団体の公認指導員」など。本当にいろいろな資格があるものです。

 実は、パーソナルトレーナーには医師免許や教員免許のような「持っていなければ活動できない必須資格」はありません。そのため、自分でパーソナルトレーナーと名乗れば、誰でもその日からパーソナルトレーナーになれてしまいます。もちろん、知識を高める上で資格を取得することは大切です。しかし、スポーツ業界にも簡単に取得できる資格がたくさんあることをご存知でしょうか。1日で受講してテスト不要で取得できるものから、しっかり受講時間が定められていて年数回しかない試験に合格しなければならないものまで。資格の種類はとても多様です。

 もちろん前述のうち、どちらのレベルが高いかは皆さんもお分かりのことでしょう。資格取得を目指すなら本当に必要なもの、かつ、知識をしっかり高めてくれたり実践で活用できたりするものを見定める必要があります。

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