札幌駅から羊ヶ丘展望台の10kmを走る│旅するようにランニング (1/2)
国内外を問わず、各地に点在する観光スポット。多くの方々は、おそらく電車やバス、あるいは車などを利用して現地へ赴くでしょう。しかしランニングをしながら訪れてみると、いつもは見過ごすような景色との出会い、発見があるかもしれません。今回は、札幌駅から絶景スポットとして有名な札幌の「羊ヶ丘展望台」まで、走って行ってみました。どんな道を通り、どんな景色に出会えたのか。全長約10kmの道のりをご紹介します。
札幌の街中を抜けて豊平川を渡る
目的地である「羊ヶ丘展望台」は、札幌駅南口から約10km。駅構内にはコインロッカーがたくさん設けられているので、荷物を置いて身軽に走り出しましょう。走るルートは自由ですが、今回はもっとも分かりやすい大きな道路を通っていきます。
駅を出発したら、まずは国道5号線へ。まっすぐ南側へ向けて走れば、展望台も設けられた「さっぽろテレビ塔」があります。雪まつりの開催場所でもある大通公園の端にあり、大勢の観光客や地元民が訪れる人気のスポットです。
さらに少し進むと、「二条市場」が見えてきました。こちらでは新鮮な魚介類が販売されているほか、絶品の海鮮丼などを食べることができます。走る前に、おいしい海の幸でランチする……なんていうのもいいかもしれません。
国道36号線へ出る
しばらく走ると大きな通り（南5東1／南4西1交差点）に当たるので、ここを左折して国道36号線へ。
車の通りが多いですが、歩道が広くてとても走りやすいところでした。少しずつ高いビルなどがなくなってきました。
2.5kmほど走ると、大きな川が現れます。こちらは、多くのランナーが走るランニングスポットでもある「豊平川（とよひらがわ）」。余力のある方は、少し川沿いを走ってみてはいかがでしょうか。静かに流れる川の様子を眺めていると、なんとなく心が落ち着いてきます。
札幌ドーム、そして羊ヶ丘展望台へ
ここからは、しばらく国道36号線沿いをまっすぐ進みます。雑居ビルや飲食店などが立ち並び、日中は人通りもあるエリア。ぶつかったり驚かせたりしないよう、注意して走りましょう。
国道36号線沿いは地下鉄東豊線が通っており、道沿いにいくつも駅があります。どうしても疲れてしまったという方は、電車を使ってショートカットするのもアリです。「羊ヶ丘展望台」の最寄り駅は福住駅となり、こちらからバスが出ています。
福住駅すぐの自動販売機に、「札幌ドームまで450m」という表示が。野球好き、あるいは日本ハムファイターズファンなら見逃せないのではないでしょうか。
はたして、ドームは道すがら見ることができるのか。とりあえず、そのまま道を進んでいきます。すると……。
