ゆるく楽しく走るから“続く”。埼玉県『さいたま走友会』│全国のランニングクラブ訪問記 #12 (2/2)
練習以外の交流でも、“楽しさ”に工夫あり
埼玉県内では、年間を通じていくつものマラソン大会が開催されています。定期練習会はもちろん、地元の大会ではメンバーが大勢参加する機会も多いのだとか。駅伝大会にも参加し、メンバー間の親睦が深められているようです。
矢野:4月の幸手市さくらマラソンは、大勢のメンバーで参加します。富士北麓の24時間リレーマラソンや、駅伝大会に出たり。一致団結できるリレーマラソンや駅伝は、よい交流の場になります。また、さいたま国際マラソンでは、ランナーとしてだけでなく試走イベントでガイド役も担っているんです。70名くらい参加するのですが、コースや観光スポットなどを案内して回っていますよ。
走ることを通じ、地域社会にも貢献されている同チーム。矢野さんは企画担当として、さまざまなチーム内でのイベントなども運営されているそうです。
矢野:毎年、忘年会には40名くらい集まります。忘年会といっても、ただ飲むだけじゃ楽しくないですよね。ですから毎回、クイズ大会やリレーマラソン、年間表彰などいろいろなことをプラスアルファでとり入れています。とにかく、チームの皆が楽しく走り続けられるように。さいたま走友会は、気楽で気さくな会です。走ることを楽しみたい方は、ぜひ1度、練習会に来てみてください。
吉井さんや板垣さんも「居心地がいい」と表現する同チーム。会費などもなく、練習会の体験も可能とのこと。私も取材後に少しだけ一緒に走りましたが、皆さん笑顔で走っているのが印象的でした。興味のある方は、ホームページから連絡してみてください。
[クラブ概要]
さいたま走友会
http://www.geocities.jp/saitama_run/index.html
[筆者プロフィール]
三河賢文(みかわ・まさふみ)
“走る”フリーライターとして、スポーツ分野を中心とした取材・執筆・編集を実施。自身もマラソンやトライアスロン競技に取り組むほか、学生時代の競技経験を活かし、中学校の陸上部で技術指導も担う。またトレーニングサービス『WILD MOVE』を主宰し、子ども向けの運動教室、ランナー向けのパーソナルトレーニングなども行っている。4児の子持ち。ナレッジ・リンクス(株)代表。
【HP】http://www.run-writer.com
<Text & Photo:三河賢文>