2017年8月7日
【初心者が絶対に覚えておきたいルールとマナー #4】ゴルフにはなぜペナルティ(罰打)があるか!? (2/2)
自分が今打ったミスショットを忘れて、いわれのない罰を受けたと感じてしまうのは、ゴルファーの身勝手です(笑)。ゴルフの神様は、そんな身勝手をちゃんと見ています。救済されたと考える方が、次の一打をポジティブに打てるはずです。
ペナルティを減らす究極の上達法は?
僕が考える究極の上達法があります。それはボールを1個だけでプレーすることです。ボールが無くなったらそこで終わり。何ホールまでラウンドできるか? これで18ホールプレーできたら、相当な上級者に間違いありません。
さらにペナルティが救済措置であること、ゴルフのルールになぜペナルティがあるか、切実に実感できるはずです。それだけではありません、コースマネジメントの達人になれます。いかにペナルティを受けずに、ゲームを継続していくのか。どういうショットが自分には必要なのか、切実に把握することができるはずです。
ちなみに、OBを二打罰と思っている人が意外といます。OBは二打罰ではありません。OBは一打罰です。最初に打った1打、そして一打罰を加えて、2打を消費し、打ち直しは3打目となります。消えて行ったOBのボールを数えることを忘れないでください。
ありがたいことにペナルティがあることで、我々はボールが数個あれば、18ホール完走することができます。「またOBかよ!」と言うのはルールの問題ではなく、自分の問題として受け止め、ゴルフの神様に愛されるプレーを心がけてください。
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[著者プロフィール]
マーク金井(まーく・かない)
クラブアナリスト。ゴルフ誌だけでなく、TV、ラジオなどさまざまなメディアで活躍する、自称「ゴルフ芸人」。ハンデ3の腕前と豊富な知識を活かした、わかりやすい試打レポートには定評がある。最近はクラブ設計者としても活躍、メーカーが作れなかった、アマチュアを救うクラブを設計。悩めるゴルファーのために自らゴルフスタジオ・アナライズを主宰している。最近発売した電子書籍「一生役立つゴルフ」シリーズ3部作は、アマチュアゴルファーを救うコースマネジメントや考え方が話題となり、電子書籍としては、記録的な売上を記録して、書籍として発売される。
■ANALYZ
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<Edit:松田政紀(アート・サプライ)/Photo:Getty Images>
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