「いい靴履いてるやん。」で陸上競技の世界へ｜【新連載】社会人スプリンター・壹岐いちこの「猫と陸上と私」 (1/2)

皆さん、はじめまして！

福井県にある会社ユティックで、実業団の陸上選手として競技活動をしている壹岐（いき）いちこと申します。競技のアレコレや、私がハマっていることなどを通じて、皆さんに陸上競技の魅力を伝えていけたらと思っています。今回は初回ということで、私の陸上歴と現在の活動をお話しします。

陸上競技との出会いは偶然

私は陸上競技の短距離種目を専門としています。短距離種目と一括りにすると大きいのですが、100mと200mを専門にしています。

中学1年生から強制的に部活に入らないといけなかったので、何とな〜く足が速かった私は陸上部へ仮入部に行きました。そこで当時の陸上部顧問の先生に「いい靴履いてるやん。」と言われて、嬉しくて舞い上がり入部しました。あの時ミズノのランニングシューズを履いていた"偶然"に今では感謝しています。

そんな気持ちで入部したので中学校で辞めようと思っていたのですが、顧問の先生や部員に恵まれ、全国大会に何度か出場させてもらい、高校へは"陸上の記録"で入学できることになりました。

大活躍の高校・大学時代

立命館大学時代のいちこさん

入学した『京都橘高校』は陸上の強豪校で、常に全国大会を目指す学校でした。何度も顧問の先生に叱られ泣かされ、大きく成長させていただきました（笑）。心身ともに成長し、国民体育大会(現・国民スポーツ大会)で高校3年生の時に100mで準優勝、4×100mリレーで優勝を飾ることが出来ました。

国際大会に出場した際のいちこさん(右から2人目)

ありがたいことに、大学へも競技成績のおかげで推薦入学しました。『立命館大学』時代は、リレー日本代表として国際試合出場やリレーでの日本一などさまざまなことを経験させてもらいました。中学校で辞めようと思っていた私が、いつの間にか"陸上大好き人間"となっていました。

卒業してからも陸上競技を続けたい気持ちが芽生え、ご縁のもと『株式会社ユティック』に入社しました。

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